「統一教会問題は今?」

   文化庁は24日、旧統一教会に対して、6回目の質問権を行使し、質問書を送ったという。
「エッまだやるの~」と思う人がほとんどだろう。
 統一教会はこれまで回答として、1回目の調査にダンボール箱8個分、2回目小型ダンボール箱12個分、3回目箱形ダンボール箱2個分のそれぞれ資料を、4回目、5回目は封筒1通分だけだった。そして、今回は6回目だ。
 宗教法人法に基づく教団への解散命令を裁判所に請求するかどうかを判断するための調査を続けていると文化庁は主張している。しかし、これまでの一連の調査報道などで、統一教会による被害の実態が深刻であることが明白になっている以上、日本にあるべき団体ではないと結論づけるのが妥当だと多くの国民は思っていることだろう。そして、自民党議員の多くがその団体と密接な繋がりがあることを明らかにしてきたにもかかわらず、当該議員たちが素知らぬ顔で国会議員としてテレビに登場していることを良しとしない国民も数多くいるはずだ。
 にもかかわらず、この悠長な文化庁の態度は、何かを意図していると考えざるを得ない。
 これほどの引き延ばす行為は、明らかに国民の統一教会に対する注意が薄らぐのを待ちながら、次の総選挙をやり過ごそうとしているとしか思えない。そして、その選挙にも統一協会員が暗躍することだろう。挙げ句が、選挙終了後に旧統一教会に対し、解散命令は出されないと結論づけるのではないだろうか?
 

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