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山梨でほうとう

7:55バスタ新宿発甲府行きに乗って勝沼へ。まさか定刻には着くまいと思っていたが、定刻の9:15に着いてしまう。

ほうとう処いしはらの開店時刻は11:00なので、行くには早すぎる。ということで急遽皆吉へ行き先を変更。Googleによると勝沼バス停から徒歩37分である。皆吉の存在は知っていたが、前を通るたびに待ち客の多さを見て、避けていたお店の一つである。

10時過ぎにお店に着いて待ち行列の二組目、オーダーを伝えて後は待つだけ。11時過ぎに呼ばれテーブル席に案内された。テーブル席は手前の畳敷きの部屋に二人席、四人席がそれぞれ2つずつ。奥は全席座敷に座るようだ。

ワインリストを頼むと、360mlサイズの空ボトルが6本ほど。赤と白両方あるワイン二種類と赤一種類、白二種類、泡一種類だったか、一番安い白ワインと瓶ビールをオーダー。我々はほうとうしか注文しなかったが、周りを見るとほうとう以外のメニューは早く出来るようで、ほうとうが配膳される前にアルコールと共に提供されていた。

11時半になってようやくほうとうが配膳される。自分はきのこほうとう、連れは豚肉ほうとうである。時間がかかっているだけのこともあり、麺は粉っぽさもなく麺だけでも美味しく頂けそう。野菜の具はゴロゴロと大きいが、しっかり煮込んであって固く感じることのない丁度よい塩梅。キノコはもう少し種類が多いと楽しいが、存在感は十分にある。特筆すべきは味噌、これはなかなかに美味しい。途中カボチャの甘みが混ざり本来の味噌の味が分からなくなってしまったので、カボチャを別皿に移せると良かった(ほうとう以外のメニューを頼めば良かったか)。

ほうとうは、前日の残り物を朝食べる物と聞いたことがあるが、こちらのほうとうはそういった本来のほうとうとは別の料理に昇華しているように思う。ただ、その分お値段はお高め。拘束時間、ほうとう代、アルコール代を考えるとコストパフォーマンスが良いとは言えない。ある種のエンターテインメントとして訪問するのはありだと思うが、ある意味上がりであろうこちらのほうとうを食べてしまうと、行列のできる他のお店のほうとうを食べに山梨に來ることは無くなってしまいそうだ。

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