御所市稲宿にて
日曜日にお隣の御所市を妻と一緒に散策してきました。
目指す場所は稲宿と呼ばれる集落です。
「御所(ごせし)市」、「稲宿(いないど)」、どちらも難読地名に入りそうですね。
上の写真は稲宿にある高野山真言宗の寺院・安楽寺(あんらくじ)です。ここは沙羅(さら、しゃら=夏椿)の花が美しく咲くことで知られています。
スマホで撮ったので、画質が荒くてすみません。
沙羅の木の足元にはドクダミが咲いていました。
ドクダミは別名十薬と言われるほど効能効果の多い薬草です。
生の状態だと匂いがきついですが、地上部を乾燥すると臭みが消え、煎じるとドクダミ茶になります。
安楽寺のすぐ近くに御霊神社があったので参拝しました。
ここの主祭神は国常立尊(クニノトコタチノミコト)と天常立尊(アメノトコタチノミコト)です。
天地開闢の時に登場する古い古い神様です。
御霊神社というと、恨みを抱いて亡くなったり、非業の死を遂げた魂を鎮めるために祀る「御霊信仰」を思い浮かべますが、ここは違うようです。
境内はよく掃き清められていて、清浄かつ荘厳な雰囲気が感じられます。
御所市には古墳や中世の城跡が数多く分布しており、歴史愛好家にとってはまたとない散策スポットとなっています。
機会がありましたらぜひ一度、お越しください。
(終わり)