荒御魂∞幸御霊、誰にでもある「武音舞」の心 =古代の叡智は一時が万事=
JUN AMANTO 公式NOTEへようこそ。
※このNOTEでは、JUNが代表を務めるAManToグループの、オンラインサロンEART LIFE LABOに投稿された記事の一部を、特別公開しています!
先日、無事KURIとの傾舞のパフォーマンスを終えました。この機会に傾舞のコンセプトにもなっている「舞と武」について、私が何を得て何を失ったのか、書いてみます。
=縄文時代の「武」と「舞」の身体意識=
①「歩法」
僕は人に運動を教える時、ダンスでも武術でもまず歩くことから修練を始めます。
二足歩行は人類の証。
だから、極めるべきは「歩み」です。
人は動物と違い、体が割れた意識を持てるようになりました。
それを「割体」といいます。
人は天地を繋ぐ「依代(よりしろ)」となりました。
動物と違い、文化や文明を作れるようになったのです。
これが天地文明を持っていた「縄文人」です。
=武と舞は古代の政(まつりこと)=
②「手」
歩きのまま足を上げれば蹴り技になり、舞にもなる。
歩きのまま腕を上げれば受け技になり、踊りにもなる。
「武」と「舞」は古来より表裏一体でした。
僕の創始した武術「天手Amante」では、奥義秘技に参入する前に健康な身体と合理的な身体意識を養い基礎をつくります。
「歩法」の次は、動きの中でそれを使う手と足の自然な連携を学びます。
二足歩行によって自由になったのは「手」だからです。
手の意識を拡大させ、昆虫の触覚のように兆しを読み、攻撃を受け、敵(天手ではトモといいます)を制します。
その時腕の重みを使い相手の軸を一軸に固めてしまえは将棋は詰んでしまいます…(参照動画「てて」をご覧ください↓)
●天手Amante 〜体を割って使う歩みが技になる〜
相手の偶発的な動きに合わせて流れに逆らわない「無為自然」な状態を身につける。
「武」の極意は「舞」の極意になりえる。(その逆も然り)。
●傾舞Kabukumai〜体を割って動くと歩みが舞になる〜
身体意識の動きの良し悪しは、主観になりやすく、舞でこれを学ぶと要不要の区別がつきにくいもの。
でも、「武」で学ぶと近道です。
技は、正しく使えていないと技はかかりませんから、間違えているかすぐわかります。
=正しい舞・正しい武
良き修練は、世界に通じる=
天人学の一つ「天響AMayuRa 」では、二つの身体の流れがあります。
普通は極めるほどにスペシャリストになり、一事が万事とはいきません。
「〜しか能がない…」
僕も昔そんな風に言われる事はよくありました。
ところが、スポーツならイチロー選手、ダンスならシルヴィ・ギエム、音楽なら坂本龍一など、他のジャンルの事をさせてもなんでもできる人がいます。
これは一体どこが違うのでしょう?
長い間の研究によりこれは、
「真ん中を作るセンターの質の違い」によるものだとわかりました。
体が割れている(二軸)なら、時代に合わせて「第三の軸=中空の真ん中」に未来の情報をダウンロードでき、人は自然に踊らされ、徳を積まさせられて能力を多様化していけます。
=専門性が万能性を持つ進化の分岐点=
その専門性が、他の方面に広がりを見せ、様々な分野で同時に多方面スペシャリストになり、最終的には霊的な魂進化の道へ歩みを広げる。
これが理想ですよね!
今でも勉強とは別に、お茶を習ったり空手を習ったり、ヨガや瞑想をしたり、人間自体を磨くため習い事をする人は多くいます。
その中でも「武」と「舞」は縄文時代、陰陽併せ持ち、足りないものをお互いが補い合い、魂を磨く大切なパートナーでした。
それのもたらす魂の性質を見つめ、古代人が何を大切し、私達は何を忘れてしまったのか考えてみます。
=武の本質「荒御魂(あらみたま)」
秩序を生み、困難を乗り切る勇気を育む=
正しい「武」の修練は単なるケンカ屋にはなりません。人格を磨き、技は護身から、武術・防犯・防災・国防へと興味を広げます。
●防災講座 僕の最低限の装備1st
●防災講座 家に帰るための装備2nd
そして例えば、平和の秩序作ったり、その維持と循環に興味を持つようになり、人々を教育し育てたりする活動に展開したりするものです。
その先には、天地の磁場調整を担える身体意識へと、人として進化させられていきます。
一流一派を作ったり、受け継いだり…
時代のため、大地のため「道」を未来に繋いでいけます。
外界からの情報を適切に処理していく力を「CERCULER(サーキュラー)」といいますが、
平和の秩序を生み出だし、最適化して形づくる力
これは魂で言うと「荒魂」=「勇」の作用なんです。
これにより魂は、「勇愛、勇知、勇親」を育みます。
●武舞 BUBU
勇愛、勇知、勇親のない単なる「勇」は、無力です。
勇壮な「武」は、しなやかさを得て「舞」の極意へと繋がります。
これを「武舞の学び」といいます。
●「武舞」パフォーマンス
武道をする機会はなくても、荒御魂を活性化させる事は、人生を創造(クリエーション)させる原動力として、とても大切なんですね。
=舞の本質「幸魂(さちみたま)」
秩序を維持し、そだてる愛を育む=
舞の世界を練(ねり)続けると、舞は、踊り・ダンスに展開され、コレオグラフ・インプロ・異分野との即興と広がりを見せ、舞自体が、天地の磁場調整をするように、自然に発展させられていきます。
●即興ダンス< 花族 >
●避難所に移動するための装備3rd
築きあげた平和の秩序を絶えず最適化して維持する…「幸魂(さちみたま)=愛」の力であり、魂の「愛勇・愛知・愛親」を育てます
●舞武 BUBU
愛勇、愛知、愛親のない単なる「愛」は、無力です。
可憐な「舞」は、強さを得て「武」の極意へと繋がります。
これを、「舞武の学び」といいます。
ダンスをする機会はなくとも、幸魂を活性化させる事は、人生の平和を維持し育てる原動力としてとても大切なんです。
=荒御魂∞幸御霊 その原因となる力「ぶぶ」=
漢字は中国から来たものを当て字しているので、大和言葉では、「武舞」も「舞武」も単なる音としては「BUBU」となり、この二つはメビウスの輪のように美しく循環(=純環)します。かけがえのないパートナーです。
「BUBU」の力(作用)は、普段から徳行を積んで心身を磨いていく事で自然と身に付きます。
これは、昔ながらの天然芸術の道でした。
徳行の具体例として、助かるための「避難袋」から、助ける為の「支援袋」の例をご覧下さい。
ここに意識を向ける事は、今から大切になってきます。この徳行こそが、BUBUを作るからです。
●被災地支援の装備
つづく
=EART LIFE LABO=
この記事は、オンラインサロン EART LIFE LABOだけに投稿されていましたが、一部抜粋で特別公開することにしました。
最新の記事が読めるだけでなく、本気で学び、繋がりを作り、社会を具体的によくしていく学びと実践の場のサロンです。関心を持たれた方は、ぜひご入会検討ください。
=JUN AMANTO=
幼少より武道武術をたしなみ、スタントマンから大道芸人を経てパフォーマーに。
世界を旅するうちに日本人独自の運動特質と環太平洋の古い部族の動きを各地の格闘技、伝統舞踊学び、研究しその共通点を編集、独自の哲学をもとに傾舞(かぶくまい)を創始した。
アートパーフォーマンスとして、単独で古民家の公開改装パフォーマンスを行いカフェ、サロン・ド・アマントを設立。 中崎町を中心に、アートスペース等活動拠点を展開中。
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