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経営者のメンタリングで気付いた意思決定に必要な2つのポイント

おはようごございます!眼から鱗という会社で経営者のメンタリングサービス『あとおし』を提供している長島です。今日は”経営者のメンタリングで気付いた意思決定に必要な2つのポイント”について書いてみます。

経営者が良い状態維持するために大切なこと

経営者が元気で迷いが無く、事業に対して前向きでワクワクしている状態であれば、おおむね会社は上手くいきます。中小企業の場合、経営者で99.9%決まると言われています。だからこそ、経営者の状態がいつも最適であり続けることは何よりも大切になります。

経営者のためのメンタリングサービスを展開していく中で、経営者の状態を最適に維持するためには、必要となる本質的な考え方があると気付きました。経営者は決断業です。日々決断の連続であり、その決断によって会社の方向性は大きく変わります。経営者が良い状態であれば、正しい決断ができます。経営者の悪い状態の場合、誤った決断をする可能性が高くなります。経営において重要なことは、経営者が良い状態をキープすることです。

経営者が良い状態を維持するために、意識しておくべき事が2つあります。

1.必要・必然・ベスト
2.天地自然の理に反しないこと

必要で必然でベストなタイミング

経営者に起きることはすべて、必要で必然的なタイミングで発生します。それは常にベストなタイミングで発生するため、その事と向き合うことで経営者は次のステージに上がる事ができます。この”起きること”というのは、前向きなことも、後ろ向きなこともあります。

例えば、右腕だと考えていた社員が退職するという事が発生したとします。これはとても悲しいことです。経営者の心も揺れます。その事が気になって状態が悪くなります。

そこで大切なことは必要・必然・ベストと考えられるかどうかです。今、このタイミングで右腕が退職するというのは何を意味しているのか?どんなアラートが上がっているのか?いつもベストなタイミングで起きているのだとしたら、その右腕退職という事実から学ぶべきかを考えます。

こうしたことは実際に、会社が急成長を遂げるタイミングで発生することが多くあります。会社が成長する過程で、社内の仕組みが激変します。それまで社長と二人三脚で進んできたと実感をしている右腕にとって、会社が成長する中で任される領域も大きくなり、一人で動かなければいけないことも増えていきます。途端に不安になり、社長から放置されていると感じるようになり、結果として退職するという判断をするケースがあります。

ここで社長は、再度幹部役割とは何かを決めると同時に、幹部との関わり方についても検討するタイミングとなります。強い組織は上から作っていく必要があります。社長と幹部が強固な状態となれば、その他のメンバーとの関係性も強くできます。

この様に起きる事象すべてを必要・必然・ベストと考える思考法が身に付くことで、何らかの課題が発生したとしても、それは全てプラスに転換できると信じる事ができる様になります。

天地自然の理に反するとツキが落ちる

天地自然の理に反した事を行うとツキが落ちます。天地自然の理とは、
 ①分かり易い
 ②簡単
 ③効果がある(万能)
 ④利用者が笑顔になる(人相が良くなる、明るくなる)
という要素を備えていることを指します。

経営者にとって良い状態とは、ツキがある状態です。経営者自身がツキを維持管理できれば、結果として会社もツク様になります。ツキが無い時というのは、この天地自然の理に反した事を実践している事が多くあります。

新商品が売れない。。。新しい施策が当たらない。。。
そんな時、天地自然の理に反していないかをチェックしてみます。すると、分かり難い展開をしていたり、複雑なモデルを構築していたり。効果があまり明確ではな無かったり、それを利用する人たちの表情までを追いかけていなかったりと、経営者の思い込みで展開されている事が多くあります。

ツキが落ちていると感じたら、まずはシンプルに天地自然の理に反していないかを点検します。何か反する項目があれば修正します。それを実践し、結果が改善されるかどうかを確認します。恐らく結果は改善され、ツキが戻ってくると思います。

経営者にとってツキを維持管理することは大切ですが、単純にはツクための原理原則を押さえておく事が重要になります。そのために、天地自然の理に反しないと考え、上手くいかない時には立ち戻って考えることで、状態は確実に上がっていきます。

まとめ

経営者が良い状態を維持するためには、必要・必然・ベストと考える思考習慣を身に着けること。そして、ツキが落ちていると感じたら、天地自然の理に反していないかを確認すること。この2つはとてもシンプルですが、私がメンタリングを行う際にも、大切にしているポイントです。

経営者は日々決断を迫られるような事象が、頻繁に発生します。その時に、どのようなマインドで対処すれば良いのか。心が揺れずに冷静に対処するために必要な2つのポイントを、ぜひ実践してみてください。  

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