経営者が実現したい未来と会社の方向性を一致させるための方法
おはようごございます!眼から鱗という会社で経営者のメンタリングサービス『あとおし』を提供している長島です。今日は”経営者が実現したい未来と会社の方向性を一致させるための方法”について書いてみます。
経営者がワクワクできる事業展開をするためには、自分の使命と事業の方向性が一致していく必要があります。ここがズレてしまうと、その事業が成長すればするほど、経営者としては「どうしてこの会社を立ち上げたんだろう」と疑問が湧いてきてしまいます。
経営者がツキを維持していくためには、「やりたいことをやる」という当たり前が自然とできる会社創りを目指していく必要があります。
経営者のやりたいこと(使命)=会社のビジョン
この等式が成り立つように事業を組み立てていく必要があります。その為に注意すべきことがあります。
・自分のやりたい軸を明確にする
・自社のコアを活かし、実現のための手段にこだわらない
やりたい軸を発見する
まずは自分のやりたいこと、言い換えると経営者の命の使い方(使命)を明確にすることです。使命に出会う為には、自分の長所を活かす生き方を見つけることが重要になります。長所とは、自分が得意とすることで周囲に喜ばれることです。その長所に早く出会う為には、たくさんの経験を積んで、当たり前と感じていることで、周囲が喜んでくれることを早くに発見することです。
それは社会人に出る前からでも発見することができます。なるべく色々な経験を積むことで、自分では気づかなかった長所が見つかるものです。それを活かして実現したいと考える未来。それが自分のやりたいことになります。
自分がやりたいことの裏側には、自分が経験して理不尽だと感じた原体験があります。その理不尽な現実を、長所を活かして変えることができると信じることから、自分のやりたい軸が明確になります。
長所が分からない。何となく実現したい未来のイメージはあるけど、それがどうして実現させたいと思ったのかが分からない。そんなケースは、まずは長所を発見するために、色々な経験を積むことからスタートしてください。合わせて自己を振り返り、理想とする社会のイメージの根底にあった原体験を発見してください。
自社のコアを活かす
次に大切なことは、自社のコアを活かすこと。自分のやりたい軸を実現するための手段に拘らないことです。この拘りを捨てるということは、とても大切になります。創業当初、経営者自身の目線はそれほど高くはありません。その時に見えていた世界と、事業が成長することで見えてくる世界は全く違っています。できることの範囲も広がります。当初考えていたやり方よりも、もっと効果的な方法や効率的なやり方と出会う可能性があります。
大切なことは、やり方ではなく、実現すべき未来に重点を置くことです。やり方は、そのタイミングでの会社の力や時流によっても変わります。手段への拘りを無くすと、より柔軟に自分のやりたい軸にアプローチできるようになります。
そして最も大切なことは、やりたい軸を実現する為に、自社のコアを活かすことです。起業当初は収益性を安定させるために、やりたい事ばかりで事業を組み立てることはできません。収益を安定させるために、しなければいけないことにも力を注ぐタイミングがあります。
ただし、このタイミングで未来の事業につながるヒントや出会いを経験することが多くあります。起業当初に思い描いていた事業とは、全く違う形で成長の機会に巡り会うこともあります。そうして成長してきた事業と原体験からくる自分がやりたい軸がズレていると感じる瞬間があるかもしれません。
やりたい軸と会社の方向性のズレを解消する
その場合はどうするのか?
自分のやりたい軸の抽象度を上げる
これが答えです。自社のコアを活かす為に、自分のやりたい軸の抽象度を上げていきます。実現したい未来の本質は何なのか?その本質を突き詰めるほどに、これまでは全く違う方向性に進んでいると感じていた自社と自分とが、交わる瞬間があります。
すでに手段への拘りは捨てているので、この抽象度を上げることができれば、結果として自社の事業と自分のやりたいことのズレは吸収できるようになります。そして、自分のやりたいことと自社の方向性が一致していると感じられた瞬間からツキを維持することができるようになります。
まとめ
楽しそうに事業をされている経営者は、この自分のやりたい軸と自社の方向性を一致させることができている方です。事業を大きくしていくことが、結果としてやりたい未来を実現することに繋がっていきます。ワクワクが止まらなくなりますし、ツキが上がるので、結果として実現スピードも早くなっていきます。
まずは自分のやりたい軸を明確にしてください。そして手段への拘りを捨てて、自社のコアとやりたい軸を一致させる方向性を見つけてください。その瞬間から経営者のツキは良い状態で維持されるようになります。
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