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経営者が平常心で適切な決断をし続けるために必要な思考習慣

おはようごございます!眼から鱗という会社で経営者のメンタリングサービス『あとおし』を提供している長島です。今日は”経営者が平常心で適切な決断をし続けるために必要な思考習慣”について書いてみます。

経営者が心を揺さぶられる事なく意思決定をしていく上で、非常に大切な考え方があります。それは”必要・必然・ベスト”と考えることです。これは過去オール善という考え方とも連動する、経営者が習得しておくべき思考習慣です。

感情の選択権を取り戻す方法

経営をしていると、あらゆる問題が発生します。事業が拡大し、お客様や社員が増えていくと、この問題発生の頻度が上がり、そして複雑になっていきます。その問題に対して経営者は、平常心で適切な決断をし続ける必要があります。その決断の連続が経営者を成長させていく訳ですが、それでも適切な決断をし続けるというのは、相当な負荷がかかります。

問題が集中し、「どうしてこんなに問題ばかりが発生するんだ」「自分にばかりどうして。。」と感じることもあります。この様に感情が揺れてしまうと平常心を保つ事ができなくなります。マイナスが感情が入り混じる中で行う決断にはブレが生じる可能性が高くなります。

経営者も人なので、様々な課題や問題が発生すれば動揺します。心が揺さぶられ、平常心でいることが難しくなる局面もあります。そうなった時でも、経営者は決断を迫られます。そこで重要なことは、”必要・必然・ベスト”と考え直し、その問題や課題に対して当てるべき感情を、経営者自ら選択できる権利を取り戻すことです。

起きている事実は一つですが、そこにどんな感情を当てるかによって、その出来事が与える影響は大きく変わります。どんなにマイナスに感じる出来事であったとしても、それをどう解釈するかは自分次第です。揺れた感情を修正し、平常心で決断をするためには、感情をリセットできる習慣を身に付ける必要があります。

平常心を取り戻す思考習慣

世の中で起きることは、すべて必要・必然であり、マクロに見ればプラスに生成発展している

問題や課題が発生した時、瞬間的に感情が揺れたとしても少し落ち着いたタイミングで呪文の様にこの言葉をつぶやきます。『直面している問題や課題は、すべて自分にとって必要で必然的なタイミングで発生している。一見マイナスに思えるこの問題も、実は大きな目線で見れば、自分にとってプラスになるはずだ。』そう考える事ができると、これを何を教えてくれているのか?これを乗り越えた先には、どんな成長が待っているのか?と未来に向けた思考に入ることができます。

どんな出来事もプラスになるということは、瞬間的に感じたマイナス感情は持続せず、結果としてプラスに変わるということになります。それなら、マイナス感情に支配されるのではなく、必ず訪れるプラスに意識を向けて問題を解決しようと考えられる様になります。

この思考習慣が身に付くと「どうして自分だけ」と被害妄想になることもありません。「自分にとって必要・必然なタイミング」で起きていることなので、「自分だけ」に降りかかってくるのは当たり前です。経営者の成長を促すためにベストなタイミングで発生しているので、最終的には課題にプラスの感情で対応できる様になります。

過去に囚われる自分を解放する方法

また、課題や問題というのは全て過去の行動が原因となっています。「どうしてあの時、あの決断をしたのか。。。」そんな風に過去に囚われてしまうと、必要・必然・ベストだと信じる事ができなくなります。

そこで過去オール善と考えます。どんな行動や決断も全てはオール善です。仮に過去の行動が原因で課題や問題が発生していたとしても、それらは経営者の成長を促すサインであり、すべては最適なタイミングで発生するものになります。

そう考えることができたら、過去を悔やというのは無意味なことだと気付く事ができます。その時の決断はオール善だと処理できたら、経営者の時間を全部未来に振り向ける事ができる様になります。

まとめ

どんな過去も今の最適な自分を形作るために善なる行動です。その行動が原因で起きる今の問題や課題も、経営者にとって”今”向き合う事が求められている事象でしかありません。経営者の時間というのは、何よりも大切な経営資源です。その時間が過去に囚われたり、起きている事実に感情が揺さぶられて決断に迷う時間に奪われたとしたら、それこそ勿体無い話です。

起きている事実に正しく光を当てて、過去に時間を奪われる事なく、常に未来を見据えた決断ができる。その為に、「必要・必然・ベスト」の思考習慣を身に付ける訓練を始めましょう。

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