日本のフォークソング

一人の若者から日本のフォークの歴史も教えてほしいというリクエストがあった。アメリカのジョーン・バエズやボブ・ディランに影響を受けたグループもあったと思うが、日本独自の成長を見せたという方が真実に近いのではないだろうか。時代背景との関連とかは書けそうがないので、歌手・グループ(あいうえお順)と代表曲を紹介することにした。「この人(たち)フォーク違うだろう」もあるかも?あしからず。
現在の視点から当時を俯瞰(ふかん)してみた。
 
尚、☆♢○は以下の通り(独断と偏見も)
♢は初期段階でフォークを牽引したグループ
☆はフォークの全盛期にヒット曲を連発したグループ
○はフォークからニューミュージックへの橋渡しをしたグループ
 
<日本のフォーク&一部ニューミュージック系50>
  赤い鳥「翼をください」「忘れていた朝」
  あがた森魚「赤色エレジー」
  淺川マキ「夜が明けたら」
○荒井由実(後にユーミン)「やさしさに包まれたら」
  荒木一郎「空に星があるように」
○アリス(谷村新司・堀内孝雄)「冬の稲妻」「遠くで汽笛を聴きながら」
○杏里「オリビアを聴きながら」=尾崎亜美(作詞・作曲・歌)
  泉谷しげる「春夏秋冬」「眠れない夜」
  五つの赤い風船「遠い世界に」「恋は風に乗って」
  因幡晃「わかって下さい」
○井上陽水「夢の中へ」「心もよう」「紙飛行機」「傘がない」
  イルカ「なごり雪」「雨の物語」「海岸通」
☆小椋佳「しおさいの詩」「さらば青春」「シクラメンのかほり」
○オフコース(小田和正)「眠れぬ夜」「秋の気配」
☆海援隊(武田鉄矢)「贈る言葉」「母に捧げるバラード」
☆かぐや姫(南こうせつ・伊勢正三)「神田川」「赤ちょうちん」
  風「ささやかなこの人生」「君と歩いた青春」「22才の別れ」
♢加藤和彦と北山修「あの素晴らしい愛をもう一度」
  加藤登紀子「知床旅情」「ひとり寝の子守唄」
  かまやつひろし「我が良きともよ」「どうにかなるさ」
  紙ふうせん「冬が来る前に」
  カルメン・マキ「時には母のない子のように」
  ガロ「学生街の喫茶店」
☆グレープ(さだまさし)「精霊流し」「雨やどり」「案山子」「秋桜」
♢小室等「雨が空から降れば」
  さとう宗幸「青葉城恋唄」
♢ザ・フォーク・クルセダーズ「帰って来たヨッパライ」
                                  「青年は荒野をめざす」「悲しくてやりきれない」
  シモンズ「恋人もいないのに」
  ジローズ「戦争を知らない子供たち」
♢高石友也「受験生ブルース」
  ・カーポ「結婚するってほんとうですか?」
♢高田渡「自転車に乗って」
  チェリッシュ「てんとう虫のサンバ」「避暑地の恋」
☆チューリップ(財津和夫)「心の旅」「青春の影」「サボテンの花」
  トワ・エ・モア「或る日突然」
  永井龍雲「道標(しるべ)ない旅」
○中島みゆき「わかれうた」
♢西岡恭蔵「プカプカ」
  ハイ・ファイ・セット(山本潤子)「卒業写真」
                              「冷たい雨」「フィーリング」
  はしだのりひことシューベルツ・クライマックス)「風」「花嫁」
  長谷川きよし「別れのサンバ」
  バンバン「いちご白書」をもう一度
  ビリー・バンバン「白いブランコ」「さよならをするために」
  ベッツイ&クリス「白い色は恋人の色」
  マイク真木「バラが咲いた」
☆松山千春「季節の中で」「旅立ち」「大空と大地の中で」
  森田童子「ぼくたちの失敗」
☆森山良子「この広い野原いっぱい」「さとうきび畑」森山直太朗の母
  山崎ハコ「職工の唄」「望郷」「白い花」
☆吉田拓郎「旅の宿」「結婚しようよ」「青春の詩」「夏休み」
 
こうしてまとめてみるとアメリカのフォークは反戦歌が多いが、日本は私小説風が多い気がする。
私自身の青春でもあった!いい曲が結構あったな。
ほとんどYouTubeで視聴できる。
 

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