古代の薩摩940年 #32

第二部 弥生時代 史進の檄(げき)!
今日から、実戦の訓練に入る。剣は護身用だ。むやみに人を殺す道具ではない。
まず100人を10のグループに分ける。1グループに1名隊長を決める。毎日1回は全員隊長をやる。誰が隊長でも同じ動きが出来るようにするためだ。戦いの基本は相手を追い返すことだ。勝つことではない。そのために一番大切なことは素早く動くということだ。一瞬の遅れが仲間を殺されることになりかねない。
素早く、縦横無尽に動いて相手にこれはもうかなわないと思わせるのだ。色々な場面を想定して今から訓練に入る。まず、敵100人が横一列になって攻めてきたと仮定する。怖がるのではないぞ。しめしめと思え。こちらは5人並んであとは後ろにきれいに20列に並ぶ。そして敵の大将目掛けて猛突進する。この隊形なら例えこちらの人数が3分の1でも圧勝できる。いまから実際にそうなるか、やってみるぞ。どうだ。わかったろう。今日はこれを繰り返す。10日間で10通りの戦い方を教える。気合を入れろ!

この物語は、薩摩の古代の歴史をドキュメンタリー風にしてみました。
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いつか映像にしてくださる方がいると嬉しいです。 吉峯盾

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