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ITパスポート試験は業務遂行基礎力試験とでも名称を変えて全社会人が受験した方がよいのではと思った話〜いちばんやさしい ITパスポート/高橋京介

 近年、デジタル技術の進化は我々の日常生活や仕事に大きな影響を与えています。その中でも、IT(情報技術)の知識はますます不可欠なものとなり、全社会人が身につけるべきスキルの一つと言えるでしょう。

 自分もそこそこの規模の会社に技術系職員として勤務しておりますが、技術の進化をひしひしと肌で感じていることころです。10年前なんて、衛生画像くらいはすげーなと思ってみてましたが、まさか飛行物体(ドローン)で構造物の点検をしたり、対面であたりまえのように行なっていた打ち合わせ・会議がこのようなオンライン形式になるなんて、予想だにしておりませんでした。

 たぶん、これから先も自分が現時点で想像もしていなかった技術が次々と生まれ、社会実装されていくのでしょうね。そう思うと、驚くと同時に楽しみでもあります。自分、そして自分の子供たちはどんな未来を生きているのか。

 ちょっと話が飛躍してしまいました。
 そのような状況もあってか、会社でも積極的にITの動画コンテンツの視聴や関連資格の受験、応募型の生成AIの講義などが開催されています。で、自分もキャッチアップしたくITパスポートの教育とITパスポート試験を申し込みました。
 で、ITパスポート試験のテキストを購入し勉強し始めたところ、

 ITという名前を冠しているけど、全社会人に有益やんけ!!

と思ったので、この場で紹介しようと思った次第です。

勉強してみてよいと思った点

  1. デジタル時代の要諦を理解する: ITパスポート試験は、情報技術の基本的な知識をテストするもの。これにより、デジタル時代における基本的な概念や用語を理解することができます。これらの基本を抑えることで、日々の業務やコミュニケーションがよりスムーズになるとともに、関連のニュースへのアレルギー反応が薄くなるかと思います。

  2. キャリアの幅を広げるために: ITスキルは現代の職場でますます重要視されています。ITパスポート試験合格者は、様々な業種や職種で求められる基本的なITスキルを身につけることができます。これにより、キャリアの選択肢が広がり、他の分野への転職や昇進の機会が増えるでしょうし、就職活動をしている人は差別化を図るための道具にもなるでしょう。

  3. セキュリティ意識の向上: 近年のデジタル環境では、セキュリティの重要性が一層高まっています。ITパスポート試験では、情報セキュリティに関する基本的な知識もテストされます。これにより、個人情報や企業データの取り扱いに対する正しい意識を養うことができます。

  4. プロジェクトマネジメントの基本を学べる: ITプロジェクトは、効果的なマネジメントが不可欠です。ITパスポート試験では、プロジェクトマネジメントに関する基本的な原則や手法も学ぶことができます。スケジュール管理やリーダーシップスキルの向上に役立つだけでなく、仕事でのプロジェクトへの参加がよりスムーズになることでしょう。

  5. 財務会計の基礎を身につく: お金の流れはビジネスにおいて不可欠です。ITパスポート試験では、財務会計に関する基本的な知識も取り扱われます。予算管理や財務報告の理解は、ビジネスの健全な運営に寄与するだけでなく、個人の財務知識も向上させることでしょう。

ITパスポート、という名前に騙されて?1〜4を狙っての教育受講と受験でしたが、勉強をし始めてみるとそのカバー領域は想像よりはるかに広く、PM(プロジェクトマネジメント)や財務会計に関するものまで含まれていました。
正直、実務に即適用できるほどのレベルかというとそうではないのですが、導入といういみで用語に慣れ親しんだり、概念を知っておくことはその後の社会人生活に大いに役立つものと思っており、個人的には就活生〜新入社員、若手社員に受験をススめたい、と思いました。

興味のある方は受験せずともテキストを読んでみるだけでも会社員生活に対する解像度が少し高まるかと。

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