見出し画像

【15w1d/2022.12.31】お腹の子が与えてくれたもの

今年はわたしにとって、とても大切な1年になった。

2021年の年末から2022年の年始にかけてコロナにかかり、実家に帰省できず、一人で迎えた2022年。

重症化はしなかったけど、嗅覚・味覚障害になり、体調もしばらくだるさが続いた。

家にずっと一人でいると不安になって
「症状が治らずに一生このままだったらどうしよう」って一度不安になったら、それが拭えず、不安で不安で仕方がなかった。

コロナが治った後も「人の命はいつ終わってしまうか分からない」っていう価値観ができて、やりたいことをやろうと決めたて、本を出版した。

そして、大好きな彼の子供が欲しいと思った。

彼と別れた後に、いろんな人とデートもした。
でも、好きになれる人はいなかった。

彼とまた付き合えなくてもいい。
結婚できなくてもいい。
ただ、彼の子供が欲しいと思った。

そして、彼に伝えたら、
「認知はできない。それでもいいなら、いいよ」と言ってくれた。

一人で産んで育てることについて考えた。

その話をしてから数ヶ月、彼とは会わなかった。

その後、久しぶりに会う約束をしていたけど、
彼の都合が悪くなって、1週間後ろ倒しになった。

その時、はじめて何もつけずにした。

今、お腹にいるのはその時の子。

もともと会う予定だった日に会っていたらこの子は授かっていなかったかもしれない。
彼の子を望んでから、初めてでこの子はわたしのもとに来てくれた。

この子の命がわたしの中に宿っていると知った時の胸が熱くなる感覚。
嬉しくて嬉しくて、世界がキラキラして見えた。

その時の感覚は今でも忘れられない。
だから、わたしは一人だったとしても、この子を産むと決めた。

この子はわたしに毎日幸せを与えてくれる。
この子がお腹で生きていると思うだけで、愛おしくて、毎日が幸せに包まれている。

自己犠牲ではなく、心の底から自分の命よりも大切だと思える存在がいること、その喜びを教えてくれた。

あなたがいるからわたしは強く生きられるんだと思う。

べび、産まれてくる前から、愛させてくれてありがとう。

そして、べびが来てくれてから、自分が愛される存在なんだって、自分に対しての許可を出せるようになった。

父も母も、わたしのことを愛してくれているということを、やっと心から認めることができた。
父と母の愛を感じられるようになった。
他人からの優しさも愛も受け取れるようになった。

世界にはこんなにも愛が溢れているんだって気づくことができた。

べび、あなたはわたしにとても大切なことを、たくさん教えてくれた。
ほんとにほんとにありがとう。

そして、大好きだよ。
昨日も、今日も、明日も、明後日も、この先、一生、あなたのことを愛しているよ。

来年はやっとあなたに会えるね。

きっと大変なこともたくさんあるんだと思う。
でも、その大変さの中に、幸せも喜びも、楽しさも愛おしさも、言葉では表せないたくさんのことを感じるんだと思う。

あなたといろんなことを一緒に経験して、いろんな想いを一緒に感じられるのがすごく楽しみだよ。

元気に育ってね。
愛してる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?