『公認会計士が教える「資産づくり」を勝ち抜くための11の戦略』
「将来、65歳で引退をして、年金と貯蓄と退職金で、余生を過ごそうと思っていても、100歳まで年金で生活を送ることはもはや不可能と言ってもよいでしょう。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、三重県生まれ、立命館大学卒業、大学在学中に公認会計士試験に合格し、有限責任監査法人トーマツ勤務を経て経営コンサルタントとして独立、さまざまなビジネスのプロデュースに携わり、300人の「稼ぐ経営者」を育成してきた「YouTube図書館」運営、公認会計士、税理士、作家の金川顕教さんが書いた、こちらの書籍です。
金川顕教『公認会計士が教える「資産づくり」を勝ち抜くための11の戦略』（ポプラ新書）
この本は、人生100年時代をどう生き抜くか？ＡＩ時代をどう勝ち抜くか？そのための戦略を明かしてくれる書です。
本書は以下の11部構成から成っています。
１．【投資力】お金は稼いで貯めて増やす
２．【先見力】過去から「未来」を予測しよう
３．【思考力】人の頭ではなく「自分の頭」で考えよう
４．【表現力】思考やアイデアは「アウトプット」しよう
５．【読書力】すべての知識の「ベース」はここから得よう
６．【数字力】明確に正しく「事実」を知ろう
７．【当事者力】何事も他人事ではなく「自分事」として考えよう
８．【応援力】仲間を「サポート」することで自身も成長しよう
９．【習慣力】日々の「積み重ね」を結果に結び付けよう
10．【決断力】迷う時間があったらとにかく「前」へ進もう
11．【チーム力】一人よりも「仲間」と一緒に上を目指そう
この本の冒頭で著者は、「ビジネスはゲームだ。遊び方を知っていたら、世界最高のゲームである。」というＩＢＭ創業者であるトーマス・ワトソンの言葉を紹介しています。
ゲームにはルールがあり、今、その「ルール」が変わろうとしている、と著者は述べています。そんな時代を生き抜くために必要な力として、11の戦略を挙げて、上記の章立てにしています。
本書の前半では、「【投資力】お金は稼いで貯めて増やす」および「【先見力】過去から「未来」を予測しよう」について説明しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 国が推進する新ＮＩＳＡを活用する
◆ 初心者の投資最適解は「投資信託」一択
◆「バイ・アンド・ホールド」と「ドル・コスト平均法」で時間を味方に
◆「つみたて投資枠」と「成長投資枠」どちらも「Ｓ＆Ｐ500」でＯＫ
◆「つみたて投資枠」と「成長投資枠」に「毎月30万円」、1800万円の枠を５年で埋めるのが勝ちパターン
◆ 先見力 ＝ 投資である
◆ 何事にも「積立」の視点を持つ
◆ 国内を見るのではなく、国際基準で考える
◆ ライフスタイルに大切な先見力
◆ チャートを見ることで、先見力が磨かれる
この本の中盤では、「【思考力】人の頭ではなく「自分の頭」で考えよう」「【表現力】思考やアイデアは「アウトプット」しよう」「【読書力】すべての知識の「ベース」はここから得よう」および「【数字力】明確に正しく「事実」を知ろう」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 目標を達成するてめの逆算思考をする
◆ 稼ぐためには、オンリーワン思考
◆ アウトプットで表現力を磨く
◆ 人と話す時は「聞き手」を意識する
◆ 読書量の差が年収の差になる
◆ アウトプットまでが読書力
◆ 数字を知ることで客観的な判断ができる
◆ 決算書を読めるようにする
本書の後半では、「【当事者力】何事も他人事ではなく「自分事」として考えよう」「【応援力】仲間を「サポート」することで自身も成長しよう」「【習慣力】日々の「積み重ね」を結果に結び付けよう」「【決断力】迷う時間があったらとにかく「前」へ進もう」および「【チーム力】一人よりも「仲間」と一緒に上を目指そう」ついて、以下のポイントを説明しています。
◆ 当事者力とは、広い視野を持てる力のこと
◆ 人間の価値＝人の役に立っていること
◆ 人生は脱落ゲーム、習慣力だけで勝てる
◆ チーム作りに大切なことは「目的共有」
本書で提唱している「11の戦略」は、拙著『定年ひとり起業』シリーズ３部作および集大成のムック本にて説明している「トリプルキャリア」による生涯現役・生涯貢献の働き方とほとんど共通する力になっています。ぜひ、実践するのは以下の拙著も併せてお読みください。
この本の締めくくりとして著者は、「天才よりも、努力する人が成功します。努力する人よりも、楽しむことのできる人が成功します。」と述べています。
あなたも本書を読んで、人生100年時代、ＡＩ時代を「資産づくり」で生き抜く「11の戦略」を学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな１日を！【3393冊目】
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