好きなことで死なないクリエイターのPRテク①「広告とPR」

 PRって要するに広告でしょ?





 違うっっっっっっ!!!! 間違えるな!! 死ぬぞ!!!!!



 

 さて、クリエイターが生き残る為には、他の人よりも秀でている事が必要です。

 その点で、このPRと広告の違いについて理解しているということで一歩リードが取れるでしょう。

 誤った認識で輪郭が曖昧なまま起こす行動は、得てして酷い出来になるものです。ですので、この機会に誤解されがちな広告・広報とPRの違いについて理解しておきましょう。

 

PRの役割


 別のマガジンの話になりますが、私は広告については「他の人に知ってもらうことを主題にしている」という論調で記事を書いてきました。

 他人が自分の作品を知ってもらうことが、広告のゴールであるという事です。

 つまり、あなたのコンテンツを見た時のユーザーの反応が、

「なんだこれ腹立つ」
「 どうしてこんなものを生み出したのか」
「 二度と見たくない 」

 こういったものだったとしても、知ってもらえたよやったね大成功!  となるのです。

 はいそうです。 これで成功だと喜ぶのは規格外のマゾヒストぐらいでしょう。そうあって貰わないと困ります。

 しかし実際のところ、広告としては正解と言わざるを得ないのです。 なんせ、その通り「知って貰う」という広告におけるゴールはクリアしているのですから。

 ですが、そうじゃないんです。 死にかけのあなたにとって、こんな罵詈雑言だらけの認知は成功どころかトドメになりかねないでしょう

 何かを創作する人は、誰かか褒められることを糧にしています。そして、そうやって褒めてくれる人の存在が、きっとあなたの長い活動の支えになってくれるはずです。
 そういったユーザーを獲得する為にもやれる事があります。

 人に好かれたり、興味を持ってもらえる様に働きかける事。
 それこそがPRなのです。


 人との繋がりの創出


 そもそもPRとはどういう意味なのかと説明すると、Public relations の略称です。

 直訳すると「公共の関係性」であり、社会の場におけるコミュニケーションというのが本来の意味として使われる事が多い様です。

 こういった内容から、社会に参画するという意味合いに転じて広告と一緒くたにされがちです。しかし、実際のところはより広義的な意味合いを持っているため、広告のもうひとつひとつ上の階層の概念と言えるでしょう。

 社会における関係・コミュニケーションと言うと大仰に聞こえますが、ものすごく噛み砕いていえば「みんなと仲良くする」ということです。

 みんなと仲良くするために、まず必要なのは自己紹介。自分のことを知ってもらいましょう。 

 そしてそれをきっかけに、自分や自分のコンテンツに価値を見出してもらい、自分自身の存在感を周りにアピールしていく必要があります。

 好きでも嫌いでもない、あってもなくてもどっちでもいいという状況を変えるのがPRの目指すところなのです。


最後に


 他の人に自分の価値を知ってもらうということが、PRの本質です。

 ですが、自分の事を好きになってもらうためには、ただ闇雲に情報を発信するだけではいけません。

「僕凄いんだよ! 僕の作品めちゃんこイイんだよ! 見て! ホラみてよ!」のような発信は、ただの独りよがりでしかなく、到底コミュニケーションとは呼べません。

 自己中心的な情報発信は、人に好かれないものです。

 PRにおいて心するべきは

 「発信」するのではなく「伝達」すること。
 知られるだけじゃなくてそこで興味を持ってもらうこと。

 この違いをちゃんと理解して初めて、自分が何をどうやってアピールするべきなのかが見えてくるのです。

 それ理解した上で生まれるのは、きっとコミュニケーションであると思います。

 それこそが、公共との関係の卵になるものでしょう。



 これからも小規模クリエイターが「死なない為」にやるべき広報活動について記事を書いていきます。
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