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”スポーツの力”とは選手と観客の間の”勇気”の交換

東京2020の大会ビジョンは”スポーツの力”

本日はオリンピック100日前です。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の大会ビジョンは「スポーツには世界と未来を変える力がある」です。最初にこの言葉を聞いた時、私は「いいキャッチフレーズだけど、ちょっと言い過ぎじゃないの?! 」と思いました。でもだんだんと「スポーツの力」の持つ意味がわかってきて、今では「とても良い大会ビジョンだな!」と思っています。

「スポーツの力」は選手と観客の"勇気”の交換

入賞者の選手のコメントを聞くと「応援する人に闘う勇気をもらった」というコメントをよく耳にします。また観客のコメントを聞くとやはり「頑張っている姿、あきらめない姿に勇気をもらった」というコメントを耳にします。つまり、選手は応援しれくれる人から勇気をもらい、観客はスポーツ選手から勇気をもらう。そうか「勇気」というエネルギーが選手と観客の間でぐるぐる循環しているんだ。これこそが「スポーツの力」なんだと思いました。

「子供の可能性を信じきる」母性の力

もう一つ気になる記事を発見しました。それは先日の池江璃花子さんの白血病から復活していきなり4つの金メダルを取ったその陰に、池江璃花子さんを育てたお母さんの存在があったという記事です。お母さんは娘の可能性を信じ彼女に常に「できるよ!」という魔法の言葉をかけていたそうです。
池江璃花子さんの優勝コメント「努力は必ず報われる」という言葉の後ろにはきっとお母さんの「できるよ!」という魔法の言葉があったのではないかと思いました。

人間には誰にも「個性」とい神様からもらったギフトがあります。でもその個性に気づくのはなかなか難しいものだと思います。NHK の朝ドラ”エール”の藤堂先生のセリフに「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること。それがお前の得意なものだ。それが見つかればしがみつけ。必ず道は開く」というのがありました。でも「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること」をみつけるのは意外と難しいかもしれません。「自分にできて、他人ができないこと」があったりすると「何でそんなことできないの?!」と思ってしまうことがあります。もしかしたらそれは「みんなできて当たり前のこと」ではなく「私が少しだけ得意なこと」なのかもしれません。
池江璃花子さんだけでなく、子供の可能性を見つけ、信じ、育んだ池江璃花子さんのお母さんにも大きな拍手を送りたいと思います。スポーツの力と母性の力、どちらも大切なものだと思いました。

今年の夏「選手と観客の勇気の交換」というスポーツの力を目撃できることのを楽しみにしています。


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