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知識も身につけていくほど、情報だけでなく悩みも増える。その解決策は?

知識を増やせば増やすほど、視野が広がり、解決できることも多くなる。不安も減ると思われる方がいるかもしれません。

情報を含めて、知識を増やすと視野は広がり、解決できることも増えますが、同時に不安や悩み事は増えます。

例えば、病気の対処だけでなく、自己啓発などさまざまな分野で、人から全く異なることを言われて混乱したことはないですか?

「改善するためには、薬は飲んだ方が良い」と言われたり、「飲んだら副作用など危険もあるし飲まない方が良い」。

「ポジティブに考える方が良い」と言われたかと思えば、一方で「ネガティブが大切」だと言われる。

ダイエットでも「3食バランスよく食べること」で血糖値コントロールすることを推奨される一方、「断食を取り入れた方が良い」と体内をリセットさせることを推奨する人も。

それなりに経験を積んだ専門家ですら、各々が逆のことを言われるケースが多々あります。
こちらとしては、どうしたら良いのか悩んでしまいますよね。

知識を増やすほどに、情報が増えて、選択肢が増えることで逆に悩んで動けないという状態から起こる現象です。

これに関しては、選択の科学(シーナ・アイエンガー著)の中に出てくる、ジャムの品揃えを増やした場合に人はどのような行動を取るか(購買行動に結びつくか)を確認した実験が参考になります。結論から言うと、”多すぎる選択は人を不自由にする”と言うことです。

細かく知りたい方は、下記の本を参考にお読みください。

では、今回のケースではどうしたら良いのか?ジャムのように単純に選択肢を絞ることが難しい場合もあると思いますが、3つまで(Max7つまで)絞ることです。

絞った後の対応としては、以下の4つのステップです。
⒈良い結果が出ているのであれば、何かしら理由や原因となるエビデンス(証拠や根拠)があるはず。それを確認します。

⒉それぞれの良い点・悪い点を確認する。
 薬の場合で言えば、効果と副作用です。調べてもわからない場合は、専門家に相談するのもありです。

⒊命の危険や人生を台無しになるようなレベルのリスクかどうかを考える。
 そうでないのなら、やってみる選択を取る。

⒋期限を決めて、やってみて効果を確認する。
やってみて、ダメならやめたら良い」という考えが大事です。

無責任なアドバイスだと思われるかもしれません。しかし、考えているだけでは、現状は変わりません。
やってみないとわからない、見えない視点というのが存在します。

人によって、合う合わないがあります。やってみた経験から合わない選択肢を外していく中で、規則性(自分に合うパターン)が見えていきます。

世の中に絶対的な正解というのはなくて、立場や人、場所、時代によっても良し悪しがあり、その時々で人はバランスを取ったり妥協しながら選んで生きているものです。

今回の解決策を一言で言うと、「今何をすれば、将来よくなるのか、最後は自分で考えて選択して生きていくしかない」ということです。
それが後悔しない生き方にもつながると信じています。

(参考)発達障害の治療に関して自分の選択とその後の対応について
私の場合、発達障害の改善に薬物治療を選択しました。
副作用も薬剤師から説明を受けて、危険性も理解していました。
実際にやってみて、効いている間は、ひどい頭痛と食欲不振(お腹が減る感覚がなく食事を忘れる)で1週間で5キロ痩せたこともあります。

集中力に関して効果はあったものの、1ヶ月もしないうちに、副作用に耐えられませんでした。
自分には特別な疾患もなかったので、心臓に負担があるようなこともなかったので薬物治療を進めることにしました。

その代わり、コンサータの量を27mgから18mg、9mgと変えて、1日1回から2回に分けたり。医師に相談しながらですが、自分が耐えらえる副作用と効果のバランス確認して変えていきました。
ストラテラは40mgで副作用も大してなかったので継続。

人によっては、副作用が出たら辞めたと言う人もいます。それも一つの手だと思います。薬を飲んだ後の症状や疾患によってはやめた方がいい場合もあります。
ただゼロイチではなく、調整するという3つ目の手も選択に入れて考えてはいかがでしょうか

今は18mgを1日2回で体が慣れています。頭痛も昔ほどではありません。
ただバイクなど運転する場合は、切れた時の副作用(疲れや眠気)の恐れがあるので飲みません。
状況に応じて、薬と付き合っています。

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