1つのことで何とかしようとすると、たいてい失敗する
昨日、「Team Tarzan」のサブスクに入って、ダイエットに関するコンテンツを見てました。
食事だけでもタンパク質、脂質、炭水化物のバランスを考えないといけない。
リバウンドなく減らそうと思うと、こんなに考えないといけないんだと驚きました。
カロリーだけを考えていたので、筋肉を落として基礎代謝が下がってました。
しかも体重は落ちても、見た目が変わっていないか。逆に少し太った?
ダイエットに限らず、発達障害の症状改善でも同じこと。
薬さえ飲んでいれば治る。そんなこと考えている人いないでしょうか?
薬は症状を一時的に抑えるだけです。
発達障害の治療薬としてコンサータやストラテラは、不注意・多動・衝動性などの症状を改善します。
発達障害によくある事例「睡眠障害、コミュニケーションの問題、忘れ物や遅刻、ケアレスミスの多発」が改善されるとは言えません。
しようとしたら、薬だけでは全く足りません。
薬を飲んでいても、睡眠障害を改善するには、生活習慣を見直す必要があります。
コミュニケーションに関しては、適切な会話を学ぶ必要があります。また対人関係に慣れることも必要です。
忘れ物や遅刻に関しては、スマホやスマートウォッチなどのテクノロジーを活用して、アラームで予定を知らせるなどの工夫がいります。
ケアレスミスに関しては、チェックのやり方を工夫することで減らすことができます。
それ以外に仕組みに落とし(パターン化)など、脳への負担を減らす工夫も必要です。
ストレス耐性をつけるために、時には心理的な負荷を少しはかけることも必要になるかもしれません。
いろんなことをやらないと根本の問題は解決しなければ、減りもしません。
1つのことで何とかしようとするのは、無理があります。
にも関わらず、1つのことで対処しようとするのは、一発逆転を狙うギャンブラーと同じように思います。
ビギナーズラックでたまたま上手くいっても、いつかは上手くいかなくなります。
そうなると、不安や自分への不信感につながります。
私は「選択肢のないことは不幸である」と思っています。
「選択肢の多さ=自由度」であり、多くの選択肢の中から、自分の意思で選べることは幸福につながると考えているからです。
仮に1つ上手くいかなかったとしても、”あれは合わなかった。他を試そう”と流すことができます。
1つしかなければ、それにしがみつくしかありません。
あるダイエットサプリさえ飲んでいたら痩せる。
祈るだけで願いが叶う、上手くいく。
自己啓発本のタイトルによくあるアオリ。「最強の・・・」「一番の・・・」など。
世の中は、他人をコントロール(または、利用)して利益を得ようと嘘が蔓延しているように思います。
上手くいくまでの段階において、今はこの1つだけ集中的にやるという事例はあると思います。
しかし、それだけが最も良い選択肢だと思い込むようであれば、騙されてお金を失うだけでなく、人生を棒に振ることになるかもしれません。
ダイエットであれば、運動・食事・睡眠の改善があるように、王道であったり基本というものが存在します。
それからずれていないかを見極めることも必要かもしれません。
人を信じ込みやすい人、何かにのめり込みがちな人は、気をつけてくださいね。
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