終わりなき旅のはじまり第2章①
2016年2月6日、7日、東京にある池尻レインボー倉庫でそれは始まった。
当時のインスタグラムは写真のレベルが高いと言われてた頃で(異論はあるかもだけど、そこはとりあえず置いておいて)ストリートからポートレートの素敵な写真が連日UPされていて、毎日夢中になって見ていた。
そんな時、インスタで知り合った先輩、イサオ氏と「何かやりたいね、どうせやるなら面白いことやろうよ」という話が出て、やってみるかと色々と考え、仲間を誘い4人展という形でグループ展をやる事にした。
企画を立てたのは2015年の冬くらいだったと思う。
コンセプトは「60年代、70年代のガレージ」。
アンディウォーホルが現代に生きてたら、こんな感じの展示するだろうなみたいに、手焼きプリントを何百枚も張り巡らせて、ガレージな空間を作ろうぜ!から始まった。
僕とイサオ氏の他は、インスタで出会った2人を誘い、彼、彼女の分の写真の手焼きプリントをコツコツとイサオ氏と2人でやったのを覚えてる。
当初は企画はしたものの、お客さんなんてあんまり来ないだろうと思ってたのだが、展示初日オープンから人、人、人が押し寄せてきて興奮して缶ビールは空き缶の山、たった2日間で300人は来てくれて、当の本人達もビックリしたもんだ。
一緒に展示したメンバーや、来てくれたお客さんの中には、写真家になった人(売れてるからビックリしてしまう)、カメラ屋さんをオープンした人、切っ掛けとなって写真作家として活躍してる人、フィルム写真を始めて展示などで今まさに活躍してる人など、嬉しさや繋がりの大切さなどを実感したものだ。
何事もやってみないと分からんし、やる事に意味があると思った切っ掛けの展示で、以来、イサオ氏と「街と人と」を続けていくのだが、この2016年の最初の展示がやはり僕らにも大きな影響を及ぼした事は言うまでもなく。
下に連ねた写真はその時来てくれた方々を撮ったもの。
始まりはいつでも何となく、そして継続は力となる事を信じて、さぁ、また何か始めようかなの第1話でした。