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『本音雨』あとがき
short story
「本音雨」
あとがき
自ら期限を決めて書いた作品
結局、設定した日にちの
当日にギリギリ仕上がりました
設定した日時をしれっと変えて
勝手に期限を延長して
も少し丁寧に手直しする時間を
設けたとしても
誰も気づかなかったでしょうが
それでも
「自分自身との挑戦」に
優先順位を置いて
当日にpostすることが
できました
まずは
そんな自分を褒めます
よくやった!
はい
そしてですね
あれこれ気になるなって
思ったりもするけど
それが今の私の実力で
それでも期限を守ること
期限とクオリティ
その大切さと難しさ
感じております
さて
そんな今回の物語り
初の書き下ろし短編小説ですが
自分でもまさかの
「親の介護」がテーマでした
私自身は親の介護というのは
まだ経験のないテーマで
どちらかというと
娘(孫)役の立場です
この物語りが生まれた
とある出来事があります
それこそ
私の祖母が今月お引越ししました
祖母の家は自然に囲まれて
癒される場所でもありますし
小さい頃からの楽しい思い出も
たくさんあります
最後にみんなで会いに行ってきました
大好きな祖母と大好きなおうち
ひ孫も連れて
しんみりとではなく
いつも通り楽しく笑顔
終始にぎやかな時間でした
最後にみんなで写真をと
カメラをセットしてると
先ほどまで元気にはしゃいでいた
ひ孫が急に写真は嫌だ!と
逃げ出しました
ママが抱っこして
連れてこようとすると
ものすごい勢いで声を上げて
号泣しだしたのです
その子がこんなに泣くこと
なんて見たこともなく
大人が必死にあやすも
全く涙は止まりません
誰も感情をコントロールできずに
写真は中止
落ち着くのを待ち
最後にひぃばばとギュッとして
帰ったのですが
はじめは
写真を撮ることで
「楽しい時間が終わるのが寂しい」
「ひぃばばと最後を実感して寂しい」
と感じて
きっとそれで泣いちゃったんだろうと
思っていました
だけど
もしかしたら
それは
その場にいた周りの大人の
見せなかった感情を
その子が代わりに全て
吐き出してくれたのかもしれない
とも思いました
無意識に周りの感情を
感じとってしまっていたのかもしれない
吐き出してくれたのか
背負わせてしまったのか
素直になれない
大人の責任でもありますが
そんな
出来事を雨にたとえて
生まれたのが
この『本音雨』でした
改めまして
初めての公開作品
読んでいただき
ありがとうございました
ご感想いただけると嬉しいです
(2024.3.3)
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