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サバ州コタキナバル《24》外出自粛でも旅の気分

南洋のビーチリゾートです。えっ、普段旅先は都市が多い私だってたまにはリゾートに行くこともあるのです。ボルネオ島北部のマレーシア領サバ州の州都です。北緯6度弱、ほぼ赤道直下。

州都といっても大都市ではなく、慎ましやかな市街地と空港があるここは大型リゾートホテルがいくつかあります。ロビーには熱帯の外気が風となってそのまま流れ、エアコン環境と違う心地よさ。ホテルの庭は海に面していて、西に向く地形のためきれいな夕空が眺められます。もちろん空は万人に開かれて、市街地の港や市場、小さなモスクからも同じ美しさです。

コタキナバルはマリンレジャー以外にも、豊かな熱帯の動植物を見たり、名の由来となったキナバル山登山など、観光の拠点でもあります。少し遠出をすると、ジャングルの川を航行してテナガザルやホタル鑑賞もできますが、日本で見るホタルの気持ちで行くとビックリ。川岸の大きな木に無数のホタルが輝き、巨大クリスマスツリーのようでさえあるのです。また、植民地時代に建設された北ボルネオ鉄道が復活し、観光列車として週2便程度運転されています。

コタキナバルは元々マレー語でアピアピと呼ばれていたそうです。そのため現地で通じる広東語ではここを今でも「亞庇」と言います。20世紀に入ったころからイギリス植民地となり、第二次大戦時に日本軍の占領そして連合軍の空爆で市街地は焼け野原になったそうです。今では戦前からの建物が数棟残るのみです。

#いま自分にできること #コタキナバル #外出自粛 #stayhome


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