Post-Incorporation | 法人化後のアクション④ Foreign Qualification
Foreign Qualification(外国資格取得)とは、企業が設立された州(居住州)以外の州で事業を行うために必要な手続きのことです。これは、米国内で企業が州ごとに異なる法律や規制に従う必要があるためです。Foreign Qualificationを取得することにより、企業は他州でも合法的に事業を行うことができます。
Foreign Qualificationの主なステップ
Certificate of Authorityの申請: 事業を行いたい州の州務長官(Secretary of State)のオフィスに「Certificate of Authority」を申請します。これは、他州での事業活動を許可する証明書です。
申請書の提出: 申請書には、企業の基本情報(会社名、設立州、事業内容など)や居住州での法人設立証明書(Certificate of Incorporation)を添付する必要があります。
登録エージェントの指定: 事業を行いたい州内での連絡先として登録エージェントを指定します。このエージェントは、法的書類の受け取りや公式連絡を担当します。
申請費用の支払い: Foreign Qualificationの申請には州ごとに異なる申請費用がかかります。この費用を支払うことで手続きを進めることができます。
他州での報告義務の遵守: Foreign Qualificationを取得した後も、他州で事業を行う企業は、その州の法律に従って定期的な報告書や税務申告を行う必要があります。
Foreign Qualificationが必要な状況
物理的な事業拠点の設立: 他州にオフィス、店舗、または倉庫を持つ場合。
従業員の雇用: 他州で従業員を雇用する場合。
ライセンスの取得: 他州で特定のビジネスライセンスや許可を取得する必要がある場合。
頻繁な商取引: 他州で頻繁に商取引を行う場合(例えば、定期的な出張や顧客訪問)。
Foreign Qualificationは、企業が州をまたいで事業を拡大する際に重要な手続きです。これにより、企業は合法的に事業を展開し、各州の規制に準拠することができます。
Clerkyから申し込みすることができます。
申し込みを行うと、担当者から別途連絡が来るので、指示に従って進めます。
MA州での登録の場合は、$600程度登録に掛かります。