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Post-Incorporation | 法人化後のアクション⑥ 銀行口座開設

Clerkyは提携している3つの銀行からアカウント開設が可能です。


以下に、3つの銀行 (Mercury, Banc of California, Brex) の概要とメリット・デメリットをまとめました。

1. Mercury

概要

Mercuryは、主にスタートアップや中小企業向けにオンライン銀行サービスを提供するアメリカのフィンテック企業です。物理的な支店はなく、完全にデジタルでのバンキングをサポートしています。

メリット

  • スタートアップに特化: スタートアップ向けの銀行口座開設が非常にスムーズで、書類の提出や手続きが簡便です。

  • 優れたインテグレーション: StripeやQuickBooks、Amazonなどの主要サービスと統合が可能で、ビジネスの管理が容易になります。

  • 手数料無料: 多くの基本的な銀行業務が手数料無料で提供されています。

  • 多通貨アカウント: 国際的な取引にも対応できる多通貨アカウントをサポートしています。※残念ながら、JPYには対応しておらず。

デメリット

  • 物理的な支店がない: 完全にオンラインでの運用であるため、対面でのサポートが必要な場合には不便です。

  • 一部の機能が制限される: ローンやクレジットサービスなど、伝統的な銀行が提供する一部の金融サービスには対応していません。クレジットカードやデビットカードの即時発行はあります。

2. Banc of California

概要  

Banc of Californiaは、主にカリフォルニア州を拠点にした地域銀行で、個人および商業銀行サービスを提供しています。特に地域社会や中小企業への支援に力を入れています。

メリット

  • 地域密着型: カリフォルニア州内でのネットワークとコミュニティ支援に強みがあります。

  • 対面サポート: 物理的な支店を持ち、対面でのサポートが利用できるため、顧客との関係構築が容易です。

  • 豊富なサービス: 住宅ローン、個人ローン、ビジネスローンなどの幅広い金融商品を提供しています。

デメリット

  • 地理的制限: 主にカリフォルニア州に限定されるため、他の州や国際的なビジネスには不向きです。

  • 手数料が高め: 一部のサービスでは手数料が高めに設定されていることがあります。

3. Brex

概要  

Brexは、スタートアップ企業や成長企業向けの金融サービスを提供するフィンテック企業で、特に企業向けクレジットカードとキャッシュ管理のソリューションが特徴です。銀行ではありませんが、近年は銀行口座に近いサービスも提供し始めています。

メリット 

  • 高リミットのクレジットカード: 特に資金調達済みのスタートアップに対して、従来の銀行よりも高いクレジットリミットを提供します。

  • キャッシュ管理ツール: 企業の経費管理やキャッシュフローの効率化に役立つツールを提供しています。

  • 優れたリワードプログラム: ビジネス向けのリワードポイント制度が充実しており、スタートアップにメリットがあります。

デメリット

  • 伝統的な銀行サービスの欠如: 銀行口座としての機能が完全ではなく、従来の銀行が提供するサービス(ローンや預金保険など)には対応していない場合があります。

  • 手数料構造が複雑: 一部のサービスには手数料がかかり、その構造がわかりにくいことがあります。

今回は、色々ググった結果、Mercuryで行います。
EINやIncorporation時の会社情報に加えて、株を25%以上保有している人については、IDや顔写真、住所の提出が必須でしたが、1時間以内に開設することができました。
開設次第、Stock Purchaseの記録として、各株主が株を購入した際のPurchase Agreementに記載されている金額を振り込みます。

株購入の取引履歴


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