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奥多摩に行った

今回の奥多摩旅行では、自然の中に佇む工場地帯と、その中を走る無人トロッコの風景に心を惹かれた。JR奥多摩駅からすぐの場所に位置する奥多摩工業 氷川工場は、その巨大さと迫力に圧倒されるスポットである。さらに、工場内を縫うように走る無人トロッコは、どこかノスタルジックな雰囲気を漂わせている。今回は、その魅力を写真とともに紹介する。

旅のスタートはJR奥多摩駅。都心から約2時間の電車旅を経て、ついに到着した(写真1)。

写真1



駅の雰囲気から、ここが自然豊かな場所であることが感じられる。奥多摩駅に降り立つと、すぐに目に飛び込んでくるのが巨大な奥多摩工業 氷川工場である(写真2)。駅のホームからもその姿が見えるほどの規模感があり、興味が一気に高まる。

写真2

奥多摩駅の駅舎は、レトロな雰囲気が漂う木造建築で、歴史を感じさせる(写真3)。この駅舎も、奥多摩の魅力の一つである。駅から歩いて工場の近くへと向かうと、その巨大さに圧倒される(写真4)。山々に囲まれた中で異様な存在感を放つこの工場は、まさに大人の工場見学にぴったりのスポットである。

写真3
写真4

工場の内部に足を踏み入れると、巨大なベルトコンベアーや配管が目に飛び込んできた(写真5)。これらの構造物は、石灰を運ぶためのものであり、機械的な雰囲気が漂う。これに対して、周囲の自然とのコントラストが強烈で、工場がまるで異世界のように感じられる。

写真5

次に、工場の一部では、廃墟のような雰囲気が広がっている場所もあった(写真6)。錆びついた鉄骨や古びた壁面は、時の流れを感じさせ、ここが現役の工場でありながら、どこか忘れ去られた場所のようにも見える。

写真6

さらに、山の中をひっそりと走る無人トロッコに出会ったとき、その光景は非常に印象的であった(写真7)。このトロッコは、採掘された石灰を運ぶためのもので、静かな森の中で機械が動く音が響く。その風景は、自然と人工物が調和した独特のものである。

写真7

また、工場内には「立ち入り禁止」を示す看板が設置されており(写真8)、訪問者に対して注意を促している。これもまた、廃墟のような雰囲気を助長している要素である。

写真8

最後に、再び工場内部の構造物に目を向けると、複雑に組み合わされたパイプやベルトコンベアーが、工場の機能美を感じさせる(写真9)。これらの設備は、無骨でありながらもどこか美しさを感じさせる。

写真9

奥多摩工業 氷川工場は、その規模と歴史を感じさせる場所であり、自然の中にある異質な存在として、非常に興味深いスポットであった。この場所を訪れることで、都会の喧騒から離れ、違った時間の流れを感じることができる貴重な体験となった。

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