ウェリントンは観光地?(Aの回)
Airportの巻。
日本からウェリントンに行くには、ニュージーランド航空の直行便でまずオークランドに行き、国内線に乗り換えるのが便利です。またはオーストラリアからシドニー、メルボルン、ブリスベンから国際線でウェリントンに行くこともできます。
ただ、おすすめは最初のルートだと思います。ちなみにパソコン用のシュミレーターにもこの路線があるようです。
ところで、写真はウェリントン空港ですが、飛行機の雰囲気が違います。ちょっと説明します。初めてウェリントンに行った頃、ニュージーランド航空では、ボーイング737-200という、日本でもよく飛んでいた小型ジェット機が使われていました。その後737-300型機に置き換わってしばらく経ったのですが、補充のためか、移籍して機体らしく、塗装がそのままで入口に小さく「ニュージーランド航空」のシールぽいものが貼ってあったのでした。機内の「非常口」などの表示はどうやらスペイン語のようで、座席の仕様もそのままな感じでした。現在はエアバスA320型機が使用されています。
話を戻すと、やはりこの国内線は「観光」路線だなと思うのです。オークランドを離陸してしばらくすると、天気が良ければ円錐形がきれいな山、タラナキ山が眼下に見えます。ニュージーランドの富士山ともいわれるほど、形が似ています。(ちょっと裾野がせまいかな。)映画製作で富士山に見立てて撮影に使われることもあります。『ラストサムライ』でこの山は有名になりました。
もう一つの楽しみ、それは着陸前です。ウェリントンはおおざっぱには南北に1本の滑走路があり、両端が海に近いのです。で、北風で南側から進入しなければならないときが、けっこうスリルがあります。ニュージーランドの北島と南島は、日本の北海道、函館のあたりと本州の青森の間のように、きれいに南北ではなく少し横にずれて南島の北部は北島の西に少し重なっています。その南島を右手に見ながら、左に旋回して滑走路へ入っていくのですが、合わせて高度も下げていくので、風をうけて揺れると、子供の中には怖がる子も(大人もたまにいます)いて、少し不安になります。ここでwindy Wellingtonを感じる人もいるのでは。そして海が近い、と思ったところで着陸します。ちなみに、南風で、北から着陸する場合は右手に市街地が見えます。
ウェリントン空港は2階が広く出発ゲートのほか、フードコートやショップが並んでいます。上り下りが少なく楽です。1階は荷物の受け取りがメインです。映画の話をしましたが、ニュージーランドで撮影された世界的映画が公開されると、大きなモニュメントが飾られたりします。毎年行っていると、今年はどんな雰囲気になっているのかな、と思います。
今回はスタートのAの回でした。Bをこれから考えます。では。