京都、北野天満宮近く。なついてはいなかった。 キャッスルマン病は指定難病になっています。(正式には特発性多中心性キャッスルマン病)。もちろん、根治はないので困るのですが、病気以外にも困ることを経験してきたので、思いついたことを記しておこうと思います。 まず、この病気を知っている医師が多くない。 かかりつけの医師は、学生時代からのお付き合いで、人間ドックの結果を見て、何かあるとして大きな病院に紹介してくれ、病気を理解していますが、ここに行くには少しかかります。急な
南島のピクトンとの間を行くフェリー「インターアイランダー」のアラフラ号(もう退役しています)。 仕事で一緒だったアメリカ人が、よく一人のアメリカ人から「シアトルは曇りばっかりだろう」とからかっていた。カリフォルニア出身の彼には、ストレートには言い返せない。むりに「マリナーズは今年ワールドシリーズだ」と言っても「そんなのありえない」とさらに言われてしまう。 野球は別として、その町の特徴的な天気はあるもので、日本でも、雪が多いとか、夏は涼しいとかいうことで知られる町はあ
ウェリントンのシンボル的なアイリッシュパブ、モリーマローン。撮影当時はその数年前の地震で地盤がダメになり、営業どころか、立て直しの見込みも立っていません。今はどうかな。 さて先日、月が替わって最初の通院日となりました。ここでの血液検査は項目が多く、気になるのです。炎症性反応(CRP)は月2回検査しても問題ないのですが、健康保険上月に1回しか検査できない項目がけっこうあります。どきどきしながら診察の順番を待ちました、というのはうそで、診察してから、アクテムラの点滴が行われ
ウェリントン、カロリにあるサンクチュアリ、”ジーランディア”。 いつもお世話になる、サーシャさんの家の最寄り駅に降りる。反対側は1本道路の向こうが森だ。日本では聞きなれない、鳥の鳴き声が盛んに聞こえてくる。こうした「音」も、外国に来たなという気持ちを高めてくれる。 そんな鳥たちに出会える、かもしれない施設が、ウェリントン市街地から山側にある、ジーランディアという施設だ。もともとは自然観察の遊歩道があったようだが、フェンスで周囲を囲い、遊水地を中心に鳥が過ごしやすいよ
フィルムのからスキャナーで写真を載せました。フランス・ルルドの教会です。 10数年前のこと、フランスのピレネー山脈に近いルルドの街に行ったことがあります。この話を、ニュージーランド・ウェリントンのおばあさんに話をしたら、とても喜んでくれました。カトリックの教会に通うおばあさんも行ってみたい気持ちはあったかもしれません。 日本ではあまり有名ではない感じです。手配をお願いした旅行社の方も、ヨーロッパ担当のベテランなのに「すみませんが、このルルドという町はどんなところで
写真はウェリントン、MT. Victoriaから市街方向 今から書くことは、あくまで自分の体験で、他の患者さんにも完全に当てはまるものではありません。ただし、あまり患者数が多くない中、どういう治療があるのか、知る機会は作っておきたいと思い、書くことにしています。それぞれの患者さんの状態や、お医者さんの見立てなどで、受ける医療は変わってきます。なので、参考程度にとどめておいてください。 前回、あるいは前々回で、私はステロイド剤(プレドニン)の内服で治療をしていると書き
この年末年始、ニュージーランドに行こうかと考えている人で、この記事を読んでくださっていたら、ちょっとした情報を。 以前、ウェリントンのカフェについて書いたのですが、年末年始、ニュージーランドは夏休みの観光シーズンとなります。成田発のニュージーランド航空も秋ダイヤから増便になります。しかし、現地の人にとっては夏休み、クリスマス以降は休むというカフェが多いです。毎年年末年始に行く私としてはちょっと悔しいのです。なので、この時期カフェに限らず、飲食店が開いているかどうか調べてお
前回、自分の持病のことを投稿したら、自分が書きたいと思っているニュージーランド、ウェリントンのことよりも読まれているようです。こちらはいま、写真がフィルム時代のものも多いので、スキャナーで読み取り作業をしているところです。なので、先に、この希少な病気について、また書いておきます。 今回は診断前、診断後の検査について、自分が受けたものを書いておきます。病気には個人差がつきものなので、必ず以下の検査があるとは限りません。もし、同じ病気の方がお読みでしたら、お医者さんとよく話を
写真はウェリントン近郊、お土産屋さんに居ついていたネコさん。 おじいさんとおばあさんのことをかなり書いてきたので、今後はウェリントンとその周りの街のことを書いてきたいと思います。しかし、一番初めの投稿で、自分の病気のことを詳しく書きませんでした。こんな病気もあるんだな、と知ってもらえると嬉しいです。 今、自分の抱えている病気はキャッスルマン病、特に私の場合は特発性多中心性キャッスルマン病と言います。厚生労働省から数年前指定難病に加えられました。全国で1,500人くら
写真はウェリントン駅。今は新しい車両になり、これらのタイプは走っていません。赤いのが特に古い車両でした(普段出てこない、リバイバルイベント走行でした)。 語学学校に通っていたころ、担当の先生が陪審員の仕事があるとのことで、代役の先生が来た。こちらの人にしては小柄でやせた男性だった。小麦アレルギーで食事が大変とのこと。「ニュージーランド人はね・・・。」という話が結構ためになった。この人は一歩引いた目でニュージーランドを観察しているようなところがあり、その話が自分は結構好き
写真はウェリントンの港。豪華客船がたびたび寄港します。 再婚してから、アーニーさんは奥さんとの連名のメールアドレスで、たびたびメールをくれた。しかし、同じメールアドレスで、おばあさんが亡くなったことを伝えてきた。 やっぱり、そうなったか。前回の訪問でいやな予感がしていたのだが、その通りになってしまった。 亡くなる前の訪問から、やはりおばあさんの暮らしぶりが気になり、上司に頭を下げて、1日早く休みをもらい、ウェリントンへ向かった。そして、家族のクリスマスに加わり、その
この子の歌声、天の神様に届くんじゃないか。 オークランドに住んでいる末っ子のバートさんが再婚することになった。私はクリスマスの時期はウェリントンのおばあさんのもとに行くのだが、参加していいよとなったので、ウェリントンに行く前にお邪魔することにした。するとおばあさんはサーシャさん付き添いで参加することになり、私は空港でおばあさんたちを待ち、一緒に会場へ向かうことにした。。 結婚式、といっても新居の庭と車用のスペースを利用した、手作りの式だ。テーブルの上にはケータリングの
写真は、ウェリントンから北に行ったフォックストンという町で偶然撮ったスズメ。こちらのスズメは人との距離が近い気がする。 「最近、よく眠れないんだよ。」 おばあさんからくる手紙は、たいてい家族に近況を書いたもので、孫が学校で先生にほめられたとか、身近な話題が中心で、自分のことは「元気だ」ぐらいしか書いていなかった。しかしおじいさんが天に召された今、書かずにいられなかったのだろう。 「まいったな。どう返事すればいいのだろう」と考えつつ、二人の寝室を思い出した。もちろん中
写真はウェリントンの北西となり、ポリルアのNorth City Shopping Centreで靴を買ったときの箱です。取っ手がついて袋いらず。靴は中国製ですが、デザインはニュージーランドのメーカーです。 この年末に、ウェリントンに行き、長女のサーシャさんの家に泊めてもらい、少しですが夏を過ごしてきました。久しぶりにおじいさん、おばあさんのお墓参りをしました。「お墓きれいにしに行くけど、来る?」というのでついていったのです。 お墓は、芝生で覆われているので、陰気臭いと
写真はニュージーランドの地元書店チェーンのもの。これはオークランドの店です。ウェリントンではなくてすみません。 2005年暮れ、去年と同じ日にウェリントン空港着。おじいさんは今回も迎えに来てくれた。といっても今年一時期入院していたから、心配していたのだ。さすがに運転はオークランドから帰省中のアーニーに代わってもらっていた。しかし杖を持っているとはいえ、あまり頼らずにすたすたと歩いてきた姿に、「この年齢で快復するなんてすごいな」と思い、安心した。 この2年前、おじいさ
Absolutely Positively Wellington 私が初めてこの街に来たとき、市はこのような標語を掲げていた。正直にいうと、「活気がないなあ」というのがこの街の私の第一印象だったから、市がこういうメッセージを出すのももっともだったと思う。 ウェリントン駅から町を見ると3つの道筋があり、出口から右側に進むと商店が並ぶLambton Quayという通りで、百貨店のFarmersや大手書店のWhitcoullsがあります。商店やホテルが並ぶFeathersto