インテグラルコーチング②
こんばんは。
今回は、
インテグラルコーチングのモデルについて投稿させていただきます。
インテグラルモデルは、
1人称から3人称までの視点で成り立っています。
1人称の視点は、「私」です。
私とは、話し手である観察者の視点になります。
2人称の視点は、「あなた」で話しかけられる相手です。
3人称の視点は、「彼・彼女・それ」で話題になっている人や物です。
「私」が「あなた」に話しかける時、
「私」は自分の理解を「あなた」と共有したいと思っています。
「あなた」が「私」の話を聴いて理解している場合には、
「あなた」と「私」は「私たち」になります。
「私たち」とは、互いに理解し合う「あなた」と「私」です。
この共有された視点を、
コーチは選手と一緒に作り上げたいと思っています。
よってコーチは、
2人称で選手に話しかけなければならないということです。
この時初めて、
コーチは相手と関係を結び、
自分と選手の間にとることのできる距離を探ることができます。
ここで勘違いしてほしくないのは、
これは3人称とは違うということです。
相手が3人称の関係になってしまうと、
そこに存在するのは理解ではなく、隔たりになります。
そうなると、
その相手は目的そのものではなく、目的のための手段となってしまいます。
インテグラルモデルでは、
1人称の視点は美の哲学、
つまり観察者の目で見た美しさに関係しています。
2人称の視点は道徳、
つまり他人をどのように捉えるかに関係しています。
3人称の視点は客観的事実、
つまり科学で理解できる外の世界です。
よって、
3つの視点は、
「真」「善」「美」に関係していると言うことができるわけです。
次回は、
この3つの視点をさらに掘り下げてみたいと思います。
ありがとうございました。