Jun Ito / BASSDRUM

BASSDRUMのテクニカルディレクター ネイティブアプリケーション技術と、ゲーム技術…

Jun Ito / BASSDRUM

BASSDRUMのテクニカルディレクター ネイティブアプリケーション技術と、ゲーム技術と、IoTと、いわゆるFAB系技術をやる人。

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    「つくる」ための知識と技術を持つテクニカルディレクターが中心に集まる組織、BASSDRUM(ベースドラム )です。検証や実験、読み物などを発信していきます。お仕事のお問い合わせは、 hello@bassdrum.org まで。 https://bassdrum.org/ja/ https://twitter.com/BASSDRUM_org https://www.facebook.com/BASSDRUM.org/

  • 僕のCreality K1まとめ

    Creality K1についての記事のまとめ

最近の記事

Creality K1で大物の印刷が停止するのでメインボードを交換した話

どうやらCreality K1のレアな初期不良に当たったので事象の紹介と修理について書き残しておこうと思います。 この記事で使用しているデータについて出力データに以下を使用しています。 https://www.printables.com/model/463890-mist-dragon 何が起きたのか?一定以上のサイズのGcodeの印刷中に3Dプリンターのシステムが停止します。2ヶ月ほど小物しか印刷していなかったので発生していませんでした。 以下は検証した停止事例です。

    • Creality K1を性能UP!OrcaSlicerとFluiddとTriangle Lab製品で精度と速度を上げる

      表題の通りの内容を2023/11月頃に実施した手順を備忘録的にここに記します。 目的純正のスライサーはクラッシュしがち、操作がぎこちないのですが、精度と強度が必要な部品を作っていた時にスライス結果は不正確な事に気づきました。具体的にはノズル径の半分くらい勝手にズレてました。 純正スライサーではこれを修正することができなかったのですが、OrcaSlicerであれば解決できます。 むしろ可能な限り正確な造形を必要とする場合、この手順はほぼ必須とも言えます。実際にやってみてそう感

      • G-coordinatorと多色フィラメントで映える壺を作る ~Creality K1とAnkerMake M5の設定・Tips・作例の紹介と先行事例の偉大さ~

        以下のようなものを作る際に必要なソフトウェア G-coordinatorの紹介と、Creality K1とAnkerMakeで使用するために必要な設定、使用するフィラメントについて紹介します。 そして、この方法のちょっとした歴史と偉大な先行事例も紹介します。 まえがき前提として、これをやろうとする人は ある程度3Dプリンターについて知っている。 vase modeやspiral modeについて知っている。 Gcodeを書けば良いと思っている。 くらいのレベルだと想

        • Creality K1 自腹レビューとAnkerMake M5 / Bambu Lab X1 Carbonとの比較

          先日のABSチャレンジでAnkerMake M5の限界を感じました。やっぱりこの子はPLA専用機だ。 そんな中、先日のAmazonプライム感謝祭でCreality K1が安くなってました。高速に趣味の出力をやりたい、ABSもCFフィラメントも使いたい、プリンターも改造したい…悩んだ末にCreality K1を買ってしまいました。 なお自腹で購入しました。 上位&大型機種のK1 MAXも少し安くなっていたので悩みました。300 x 300 x 300mmのビルドボリュームは

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        記事

          AnkerMake M5でABSを強く美しく出力させようと頑張ったら成功したけど危なかった

          以前にAnkerMakeでABSも出力できた話をしましたが、積層間の強度に課題がありました。ちょっと力を加えただけでポテチのような手応えでクリスピーに剥がれます。 今回はこれを改善して、ABSをなんとかして使えるように頑張ってみます。 考えられる原因積層間の熱溶解による接合が十分でないことが原因として考えられます。冷却FANを停止してしまえば十分に接合するのですが、柔らかい状態の上に積層してしまい形状がドロドロ状に崩れてしまいます。 そこで、強度と形状を両立する適度な冷却

          AnkerMake M5でABSを強く美しく出力させようと頑張ったら成功したけど危なかった

          AnkerMake M5 おすすめ設定と品質向上と謎、これからのこと

          この記事を書いてから、まとまった時間が取れたのでAnkerMake M5で3D Benchyを出力しながら実験と考察を繰り返してしました。 いろいろ試して良い設定が見えたところもありつつ、ある日突然に品質が向上しまして、物足りない→まあまあ良いぞ!というレベル感に至りました。 ここまでやったことや困っていること、今後の見通しについて書きたいと思います。 何をすると良いのか?実は因果関係がよくわからずモヤモヤしているのですが、それについては後半に回します。 とにかく良い造形

          AnkerMake M5 おすすめ設定と品質向上と謎、これからのこと

          AnkerMake M5 ファーストインプレッション 〜1ヶ月くらい使ったらちょっと物足りなかった〜

          各所で話題になった気がするAnkerMake M5を1ヶ月程度、動作時間100時間くらい使って、良いところも悪いところも見えてきたぞ!という話をします。 ※記事が進むほどコアな内容になっていきます。 ※その後、造形品質が上がってきた話はこちら AnkerMake M5とはモバイルバッテリー大手のAnker社が製造販売する3Dプリンターで、一般的な家庭用3Dプリンターの約5倍速を謳っています。2023/04/09に発表されたアップデートでは10倍速に速度上限が引き上げられまし

          AnkerMake M5 ファーストインプレッション 〜1ヶ月くらい使ったらちょっと物足りなかった〜