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【経済】ユニクロ、コロナ直撃から「株価V字回復」している理由

こんにちは!

今日は様々な記事を見ている中で、気になる記事を見つけたので皆様にご紹介していきます!

(以下=現代ビジネス参照)

それは、タイトルにもありますが、

ユニクロがコロナ直撃から株価をV字回復させた

という記事です。

以前マクドナルドの記事も紹介させて頂きましたが、(以下リンク)今回はアパレル業界大手のユニクロについて紹介していきます!

似たような記事ですが、まず決定的に違うのは、ユニクロの場合は

株価

ということですね。

マクドナルドの場合は業績(いわば売上)でしたが、今回の記事では株価がV字回復したという記事です。

ぜひお間違えのないよう、お願いします!

1.概要

まずはこの記事の簡単な概要としては、ユニクロを展開するファーストリテイリング(ユニクロの会社)が5月7日に発表した最新決算情報がかなり酷く、ボロボロの内容でした。これはコロナショックの影響をモロに受けていた4月の売上速報です。

その内容がこちら↓

713店舗[既存店+Eコマース(通販)]の売上高は前年同月比で「43.5%」

(客数=前年同月比「39.4%」)
(客単価=前年同月比「110.4%」)

これは同社が統計を発表して以来最大の落ち幅となりました。

43.5%ということは、半分以上ですね、、

この理由は明確です。

コロナ対策の一環で4月に最大で299店舗を時間営業、311店舗を臨時休業する措置を実行していた為、単純に「客数の激減」(正確な数字は上記記載)が起こってしまったのです。

また、日本全国への緊急事態宣言により、外出自粛を余儀なくされた人々が街から消えたことが、影響しました。

これはユニクロだけではなく、アパレル業界や、どんな業界でもダメージを食らっていることでしょう。

さらにユニクロは、アジアを中心とした訪日外国人も多く占めていた為、コロナウイルスによるインバウンド需要が実質的にほぼ消滅したため、さらなる被害を被ったことも言えます。

2.そんなユニクロ(ファーストリテイリング)が今「株価V字回復」している理由

ファーストリテイリングの株価はコロナショックを受けて、当然のことながら、大暴落をしていました。

半年間の株価の推移をご覧下さい。

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これはファーストリテイリングの株価です。

見てもらえれば分かると思うのですが、年始には6万6000円ほどの高値をうけていましたが、コロナの感染拡大が公になった3月には急落しております。3月には5万円台、4万円台と下げが止まらないスパイラルに陥り、3月19日には3万9910円の安値をつけて、4万円台割れまで落ち込みました。

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↑こちらですね。

その後も4万円台をウロウロしていましたが、4月の売上速報を発表した翌日には株価が急伸しました。上記の表を見てもらえれば分かるのですが、昨日も終値は5万3250円と高値をつけています。

この理由としては、判断材料が出尽くしたという面が大きいです。
ユニクロの国内事業についてはコロナウイルスの影響がどこまで出るのかという、市場関係者の間で注目の的だったので、今回発表された数値は想定の範囲内だったということがわかります。いわば、ここが最悪の数値だということが確認できたことで、マーケットでは安心感から「買い」を入れる投資家が急増したということです。

これは投資家心理的なものが多く含まれています。(投資をやっている方はわかると思います)

また、ユニクロ株は日経平均株価の値動きに大きな影響を与える値嵩株としても知られています。

(値嵩株=値段が高い株)

ですので、ユニクロ株が急伸すると、日経平均株価もそんな「ユニクロ効果」で大きく伸ばし、久しぶりの2万円台回復に乗せました。(日経平均株価は3月上旬に2万円台を割る)

その事により、ユニクロ株がさらに連れ高し、そのユニクロ株高がまた、日経平均を押し上げていくという好循環が回り始めたのです。

3.ユニクロの巧みな戦略

ユニクロはコロナショックによるダメージはかなり受けているものの、ダメージは最小限に抑えています。

上記記載されております、内訳をみて不思議に思った人もいると思いますが、売上全体こそ落ち込んでいるものの、客単価は伸びています。

客単価の前年同月比は110.4%で、10%以上伸ばしています。

これには、ユニクロの巧みな戦略があります。

例えば、ユニクロのアプリを見ていると、

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このようにおうちで快適に過ごすための家着を提案しています。

こうした、細かいマーケティングがお客の心を掴み、

これまでにはなかった新たな需要を生み出しています。

また、人気の商品はこのように限定値下げなども細かく変えていき、既存ユニクロユーザーの消費意欲を喚起し続ける仕掛けも巧みですね。

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また、同社を率いる柳井正氏の危機感が半端ではありません。

柳井氏は

「戦後最大の人類の危機」

だと明言する一方、変わるための転換期としても位置付けています。

そんな考えからユニクロに対する期待感も高まっていると感じています。

4.最後に

連日コロナウイルスによる記事を書いていますが、今回のユニクロの記事はマクドナルドの記事とはまた違い、経済的な事(日経や投資のことなど)を紹介できたかなと思います。

大事なのは色んな方向から新型コロナウイルスについて考えることです。ですので、これからもある一定の記事に偏らないように紹介できていけたら良いと感じております。

少し難しかったかもしれませんが、日々成長し、自分に今までなかった知識などをこの自粛期間中に身につけましょう!

そのためにこれからも様々な記事を紹介し、それをわかりやすくまとめていくので、是非ともフォロー宜しくお願いします!

最後まで読んで下さり、ありがとうございます!

では、また。

Jun Ioroi

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J.IOROI
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