医療崩壊のこと
医療崩壊
最前線に立つ人々に敬意と感謝を。貴方たちのお陰でこうして安心した日々を送れています。
彼、彼女らが望むならば、それが彼、彼女らを苦しめる原因ならば、外食や通勤、ライブや観劇、映画鑑賞、スポーツ観戦、買い物、旅行、近所の散歩でさえ、あらゆる事を止めることに否やはありません。
ただ、彼ら彼女ら自身は職場が「崩壊している」と言われる事をどう感じているのだろう、と考える事はあります。
「もっと力をくれ。そうしたらなんとかしてやれるんだ」
「違う。問題はそこじゃない」
そう感じているような気がしてならないのです。
人々が普通に生活できる、その安心を支える事に彼、彼女らの本分はあって、今の状況には忸怩たるものを感じているのではないか。
つい、そんな想像をしてしまいます。
だから、いちいち人々の行動をあげつらっていけない事だと責めるのを見ると、少し違うのではないかと感じます。
果たすべき責務をまっとうしていないのは誰なのか。彼、彼女らにもっと力を、助けを与えることが「できるはずなのにそうしない者」こそ責められるべきではないか。
そんな風に私は考えてしまうのです。
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