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#2 ターゲットを理解する

ターゲットとなり、ベースの考え方となっているのがKさんが今まで扱っていたヘアケアメーカーの考え方になります。

まずはその考え方をしっかり知る必要があります。
特許著書などを読み込み、分析していくことにしました。

特許を読み込んで理解するのにはそれほど時間がかかりませんでした。
問題は「著書」です。
これがなかなか進まない。。。

本なので著者の考えや想いを自由に書くことができるわけです。
そして、”この本を読んでほしい相手”を想定して書かれているわけですが、、、

私は本来想定されていない読者であり、
同じ科学者であり、フォーミュレーターであるが故に、考え方の出発点が異なっているので、もの凄く読みにくかったです。

年末年始を使ってなんとか読み切り、
著者の
・考えの根幹
・大事にしていること
・伝えたいこと
・オリジナルの理論
をなんとか把握することができました。

さて、

  1. この独特の理論を踏まえつつ、

  2. 私の考える”正しい”理論へ修正し、

  3. そこへオリジナリティを加え、

  4. さらに特許回避を行いながら、

  5. 評価試験の結果が伴う内容を組み上げ

をしなければなりません。

そして、そこへ出てくるのが禁忌成分です。
『この種類の活性剤は使わないでください。』
『こっちの活性剤も使わないでください。』
『あっ、それもダメです。』
こちらから提案する活性剤はことごとくKさんにダメ出しを受けます。
結果的に、使えない活性剤が多すぎて、使える活性剤をリストアップする方が早い結果になりました。
この内容については次回詳しく書きたいと思います。

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