RAW と JPEG
このテーマに対して、様々な意見があると思います。
きっとどれも間違ってはないと思います。
結局のところそれぞれの撮影スタイルによる違いだと私は思っています。
その上で私の場合を書きたいと思います。
JPEG撮って出し派
私はJPEG撮って出し派です。
いきなり結論からぶっ込んできました💦
カメラ設定のJPEGを無加工で使うことが多いですし、好きです。
元々あまり写真を加工することが好きではありません。
ゴリゴリに加工すると、私の思う"写真"ではなくなってしまいます。
私の思う"写真"とは、やはりありのままを写し、その中で絞りとシャッタースピード、レンズとの組み合わせで、普段見えていない世界を写すことが魅力だと思っています。
そこに昔はフィルムの特性が加味された。
ものだと思っています。
普段見えていない世界を写すという点ではレタッチすることで描くことはできると思いますが、それではカメラ操作やレンズの醍醐味が無くなってしまいます。
私は写真を撮ることが好きです。
同時に機材も好きです。
機材にこだわれば良い写真が撮れるとは思っていませんが、少なくともワクワクしながら、楽しみながら写真を撮ることができます。
なので、カメラメーカーが考えた設定やその設定をカスタマイズしたJPEGが加味されたで十分です。
私は基本的にはスナップが中心です。
撮影スタイルも構図を考え、露出を考え、タイミングを見計らって、その瞬間を切り取ることに楽しさを感じています。
そして昔ならば、そのカメラにどのフィルムが入っていて、どんな色味が出るかを想像しながらシャッターを切っていました。
このスタイルは未だに変わりません。
今はフィルムではないですが、シミュレーションを考えながらチョイスしています。
なので私はJPEGで、尚かつ撮って出しなのです。
RAWについて
RAWの魅力は何と言っても、多くの情報が残っていることですよね!
露出に失敗しても、修正することができます。
W/Bが上手くいってなくても修正することができます。
それどころか、肉眼で見た世界とまったく異なる世界へ変えることができます。
街中のスナップのように被写体が止まっていて、何度も何枚も思う設定にして撮り直すことが可能な場合はRAW現像は不要だと思いますが、
一瞬しかチャンスの無い場合などはRAWでも抑えておくと後で修正が利きます。
子どもや動物、飛行機や電車など何度も撮り直すことができず、一瞬のシャッターチャンスを逃すことができない場合にピッタリです!
RAWで撮るなら、ピントを合わさることに重点を置いて、あとの設定は究極カメラ任せの【AUTO】で良いと思ってます。
いくらRAWデータでもピント面はイジることができないからです。
逆に露出データはよほど破綻していないかぎりイジることができるのでカメラの賢さを使って【AUTO】で良いと思います。
しかし、普段の撮影からRAWを使って修正することが前提で撮影すると…私は写真が上手くなるとは思えません。
やはり、その瞬間をどの様に光を操って表現するのか?を考えながら撮らなければ上手くならないと思います。
ただ、その時に失敗が許されない、あるは失敗がきかない場合などにはRAWでも抑えておくと修正が利くので助かります。
性格にもよる
と、まあ、撮影スタイルによるところが多いと思いますが、もう一つ大きな理由があります。
それは
面倒くさい
です。
RAW現像はいじり出すと切りがありません💦
それを何枚も触ってるととてつもなく時間がかかります。
今のカメラだとRAWから現像してJPEGにしても画質は変わりません。
なら、よほど色味を追い込んで作り込みたいなどが無ければ時間的な余裕がありません。
そして、ついでにデータ容量的な余裕も無くなってきます。
普段はJPEG撮って出しで満足のいく写真を撮る。
RAWは必要なときに、バックアップとして撮る。
それが私の使い分けです。