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LEICA用レンズのはなし

LEICAを使い出して半年くらい経つかな。
本体はLEICA M(typ262)です。
レンズはVoigtlanderを使っています。

さすがにLEICAレンズを手に入れるほど余裕がないというのと、元々Voigtlanderのレンズが好きだったというのもありますかね。

今持っているLEICA Mマウント用レンズは
・Voigtlander NOKTON classic S.C 35mm f1.4 Ⅱ
・Voigtlander HELIAR 40mm f2.8
・Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical


Voigtlander NOKTON classic S.C 35mm f1.4 Ⅱ

元々いずれレンジファインダーカメラを使いたいと思っていて、持っていたレンズがNOKTON classic S.C 35mmです。
その後、SIGMA fpで使ったり、ZEISS IKON ZMで使ったりしていました。
そして今までのコシナの展開からするといずれS.Cが廃番になるだろうと見越してS.Cを選んでいました。
実際、現在はM.C(マルチコート)のみとなっています。<大正解!!>

シングルコートについて
スタートがオールドレンズで、デジタル一眼レフ(NIKON Df)でもオールドレンズばかり使っていたので、レトロな写りそもそも好みです。
だからS.Cの写りは好みです。

画角:35mmについて
そして画角も街撮りなどのスナップが中心であることを考えると35mmがピッタリだと思います。

NOKTONについて
街撮りが多い中で、夜の撮影もしていて、なおかつあまりISOを上げない撮影を好むことからf値が低い、明るいレンズというのが選択肢に入ってきます。

これらを考慮するとNOKTON classic S.C 35mm f1.4 Ⅱというのはベストな一本です。


Voigtlander HELIAR 40mm f2.8

次に手に入れたのがHELIAR 40mmです。
ZEISS IKONの時には35mmを使っていても「広いなぁ〜」と思うことは無かったのですが、LEICAを使い出してから「広いなぁ〜」と思うようになりました。
LEICAの35mmのブライトフレームがファインダー内いっぱいいっぱいというのも影響しているのかもしれません。
また私は眼鏡をかけているのでファインダー内いっぱいいっぱいというのは使いにくい点でした。

撮ったは良いけど、後で見返すと周辺に余計な物が写っていることが多く、何度も撮り直すことがありました。

そこで、
『50mmか?』
と頭をよぎったのですが、やはり50mmは少し狭いかなぁ〜と考え、
50mmのブライトフレームが表示されて、35mmより狭く、50mmより広い40mmを使ってみることにしました。

40mmは一眼レフでもULTRON 40mmを使っていたので、特に違和感はないだろう!と考えました。

40mmレンズ自体はそれほど種類が無いのであまり悩まず、レンズの小ささと見た目でHELIAR 40mmのブラックにしました。

とにかく小さくて良いですね!
ぶら下げていても気にならないし、カバンにもすんなり入るし、写りもクリアで普段使いにピッタリのレンズです。

ただ…
50mmのブライトフレームを目測で40mmに切り取るので、やはり精度の高い構図を切り取るには向いていません。

もう一つは
フォーカスリングを動かすと、絞りリングもぐるぐる回ります。(値は変わらない。)
なのでフォーカスを合わせて、絞りをイジるとフォーカスが動いたり、絞り値がよく分からなくなったりします。

私はこのコンパクトさを活かして、f8くらいにして、フォーカスもロックした状態で、ほとんどパンフォーカスで撮影していました。
レンズフードも付属されているので、レンズキャップを外して持ち歩き、電源さえ入れればすぐ撮れます。
また一般的なミラーレスではないので、仮に電源を入れっぱなしにしてても電池の消耗はしれてます。


Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical

てなことで、『やはり50mmか!』となり、50mmレンズを漁っていました。

候補としては
・NOKTON 50mm F1.2
・NOKTON VintageLine 50mm F1.5
・HELIAR Classic 50mm F1.5
・APO-LANTHAR 50mm F2
・HELIAR Vintage 50mm F3.5
の5本です。

最後までAPO-LANTHARとNOKTON、NOKTON Vintageで悩みました。

50mmのHELIARはどちらもオールドレンズの様な写りっぽいので、今はその写りを求めていないので除外しました。

夜の撮影まで出来る明るいレンズがNOKTONだと思いますが、夜景撮影は夜の街が多いので、それであれば50mmではなく、もう少し広い35mmの方が向いているだろうし、既に持っているのでAPO-LANTHARに軍配が。

もちろんLEICAのアポズミクロンをめちゃくちゃ意識しているレンズ構成というのも惹かれた理由でもあります。
同じ買うならNOKTONよりAPO-LANTHARで良いんじゃないか!と後押しをした要素です。

手元に来てからそれほど時間が経っていないことや、仕事が忙しくてなかなか撮影出来ていないので、撮った感じは・・・と言われるとパキッと解像度と彩度の高い写りで好みです。
そして50mmという画角はやはりLEICAでは問題なく使いやすいです。

買う時に『結局、50mmなのか。』と改めて思いました。
ただ、一眼レフ、ミラーレス、フィルムレンジファインダー(ZEISS IKON)を使ってきて、一眼レフやミラーレスは着けたレンズの画角がそのまま覗けたり、映し出されているので『狭いな』と思ってしまうのかもしれません。
一方、レンジファインダーは素通しのファインダーにブライトフレームが表示され、"切り取る"という感覚なので、ファインダーの倍率によって受ける印象は随分と変わるのかもしれません。

元々一眼レフの時から"切り取る"という感覚が好きでした。
日常のワンシーン、非日常のワンシーン、日常の中の非日常などを"切り取る"感覚が写真をやってて魅力を感じる部分だったので、より"切り取る"感が強いレンジファインダーは求めていたカメラなのだと思います。

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