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東大:アントレプレナー育成で中退もあり?

みなさん、こんにちは。本日の日経新聞で、「東大発「マスク氏」は可能か」との記事がありました。東大はスタートアップ企業を多く輩出しており、関連企業は430社。結構ありますね!

 しかし、科学的な見地を用いて社会課題の解決を狙う、「ディープテック」の起業が少ないとの事。

 「ディープテック」とは、AI、ロボット、バイオ、量子、先端材料、ブロックチェーン、フォトニクスなど、イーロン・マスク氏が象徴されるような主要技術です。

 東大ではアントレプレナーの講座が始まりました。起業家育成に踏み込むことにより、起業してうまくいけば大学を辞めるかもしれない、中退者が出るかもしれないが、世界で尊敬されるスタートアップを生みたいとの覚悟もあるようです。

 日本はずーっと未だに大卒神話が崩れていません。企業は一斉に採用活動を行い、学生は髪を染め直してスーツを着て就職活動を行う。

 娘が大学3年になりますが、「今のコロナの時期にわざわざ就職する必要もないし、ほかの人と一緒の時期に就職する必要もないよ。欧州の学生は、大学卒業したら1,2年は世界を旅してまわっている。焦る必要はない」と伝えています。

 私も就職活動で一斉に就職をした身ですが、米国・欧州の外資系企業で働いて気が付いたことは、英語を勉強し、きちんと何を勉強したかを話せれば、海外の企業や日本の外資に就職すればよいだけです。90年代のように世界のTOP100社に日本企業がずらっと並んでいる時代ではもうありません。

 リカレントもしやすくなっており、社会人になっても大学に行くことはできますし、大学院を卒業することもできます。いつでも何歳からでも再チャレンジはできます。

 昨日ある会社の会長様・社長様と昼食を取っていたのですが、お付き合いのある某有名電機メーカーで、新入社員研修中に10名やめて、一年後に半分しかいなくなって、人事部長がびっくりしていた! と笑っていました。

 Z世代はそんな世代です。自分の価値観を大切にする世代の皆さんは、その価値観をもとに、今までの日本の常識など気にせずにやりたいようにやればいいのだと思います。

 東大が中退者を覚悟したという事は、学生時代に起業し成功や大きな経験ができれば、就職のための大卒という証明書は必要がない世の中を、大学さえも認めはじめたという事だと思います。

 今は昔と違い、ネットが世界中張り巡らされているため、一握りの天才が世界を一瞬にして変えられる時代です。また、より好きな事や得意な事で生きていく事ができる時代です。

 大学は大卒証明書を取り一流企業に行くためのチケットを取りに行くところから、勉強や経験をし、実力をつけチャレンジをする場所に変化しつつありますね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。素敵な一日をお過ごしください。




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