アルパカ栽培。アルティプラーノ
第2弾は…アンデス高原が舞台の「アルティプラーノ」!オルレアンの作者によるバッグビルディングゲーム!さっそくザックリ紹介していきまーす!
どんなボドゲ?
タイトル :アルティプラーノ
ゲームデザイナー:Reiner Stockhausen
プレイ時間 :60~120分
プレイ人数 :2~5人
重ゲーです。はい。ストーリーは以下のとおり。
”東西をアンデス山脈に挟まれた高山地帯─-アルティプラーノ。
そのやせた土地に住まう人々は、限られた資源を活用するため、創意工夫を凝らさなくてはなりません。
チチカカ湖で釣りをし、山から鉱石を採掘し、アルパカを飼育しながら、活発に商品を取り引きして生活を営みます。
新たな生産拠点を設置し、顧客からの注文に応じ、災害に備えて品物を備蓄しましょう。
開発速度を上げるには、道路の敷設も無視できません。
賢明な計画を立て、現状を見極め柔軟なプレイを目指しましょう。
自らの潜在能力を最大限に活用した住民にしか、豊穣はもたらされないのですから。”
いつも通り、詳しい解説は面倒なのでザックリとした紹介だけ。
詳しくは以下のサイト様が細かく書いていられるので参考にどうぞ。
まぁ、まずは全体写真を…どーん!
・・・だいぶゴチャゴチャしてます…ワクワクしちゃうね!
このゲームは、「オルレアン」っていう有名なゲームを作ったデザイナーさんの作品で、オルレアンと同じ”バッグビルディング”というジャンルのゲームです。
バッグビルディングっていうのは…いわゆるくじ引きみたいな。袋…つまりバッグにいろんな効果のチップを入れていって、そこからくじ引きして出てきたやつに応じたアクションをするっていうのが基本の流れ。
で、この袋に自分で好きな種類のチップを入れて自分好みに中身を構築していく感じです。だからバッグビルディング。デッキビルディングのくじ引き版って感じかな?
他にもバッグビルディングの有名なゲームに「クアックサルバー」ってやつとかもあるよ!
上の写真の左下にある長方形のやつが個人ボードで、ここに袋から引いたチップを置いてアクションをしていく。チップはいろんな種類があるし、置く場所もいろいろ。
そしてこのゲームのもう一つの特徴がマップと移動。
こんな感じで7個のエリアがあるんだけど、それぞれのエリアでは出来ることが決まってて、そしてそれを実行するには自分の個人ボードに対応するチップを置くのはもちろん、それに加えてそのエリアに移動しなければならない。
この移動がなかなか難しくて、「まずここでアクションして…その後ここに移動して…次にここ…」みたいな感じでよく考えて移動しなくちゃいけない。なんたって移動は簡単にはできなくて、毎ラウンド1回は無料でできるけど、それ以上の移動にはこれも対応するチップが必要なのだ。しかもエリアは円形に並んでて、反対側のエリアに行くにはけっこう移動しないと行けない…たいへん!だから効率よく動かないといけないのだ。
行動順を考えないと、「あっ!前回のラウンドでエリアに行く順番逆にしてれば今回のラウンドはこのエリアから始められて移動節約できたのに…!ミスった!!」みたいなことになる…w
ゲームが進むと、早い者勝ち要素の取り合いとかもあって移動やアクションのタイミングはとても大事になってくる。
そして個人ボードとは別に、みんなこの「倉庫」ボードを持っているんだけど、これは特定のアクションで袋の中のチップをこの倉庫にぶち込んで放置できる。
えー、使ったチップは回収されて後にまた袋の中に戻ってくるんだけど(そりゃ構築ゲーだからね)、この倉庫にぶち込むと、なんともう戻ってこない。もういらないやつ・邪魔なやつを”追放”できるワケ。分かる人向けに言うと、構築ゲーでのいわゆる「圧縮」がこれ。しかも、これ、1段埋めると点ももらえちゃうのだ。オトク~!
ただ1段埋めるにはその段全て同じチップじゃなきゃいけないんだけど。これがちょっと難しい。
そして大事なことに、移動やその他多くのアクションに使う「食料」っていう種類のチップ(カレーみたいなやつ)、終盤までけっこうお世話になるんだけどコイツだけは倉庫に入れられない。だから必要とはいえ、食料チップは増やしすぎちゃうと、「今回のラウンド食料ばっか出て何もできない…」(各ラウンドで袋から引けるチップ数は決まってる)なんてことに。これには気を付けないといけない…
とはいえ食料は全く出ないとそれはそれで詰むからある程度は必要なんだけどね。このバランスが難しい…
あとはプレイヤー固有の能力とか、その他パワーアップできる追加獲得能力なんかもあって、ゲーム後半はいろいろ出来るようになる。
長くなっちゃったけど、そんな感じで点数高かった人の勝ち~みたいな。ゲームです!どうかな?わかった?
個人的な感想
ルール紹介がザックリの割に長くなったけど、つまりいろいろあって大変です。まぁ、プレイ時間からも分かるように重ゲーらしいルール量かな。分かればシンプルなんだけど!
ちなみにプレイ時間は60~120分って書いてあるけど3時間くらいはかかるかも。思考時間が長くなっちゃうんだよね。そこが欠点かも?
前回のダイスフォージもそうだけど、このゲームはバッグビルディングなのでやっぱり運用素には左右される。けど、倉庫とかも使えば引きをコントロールできるから戦略度は高いよ。プレイの方針もいろいろあるから戦略的なゲームが好きな人、重ゲー好き、バッグビルディング好き、オルレアン好きな人にはいいかも!
バッグの引きを見て、「今回はこんな感じか~これら使って何するのがベストかなぁ~」って毎回の引きでベストを追求する臨機応変さが求められるかも。難しそうに思うかもしれないけど、これが楽しいんだよね~
後半はそれはそれはブン回るからドンドン加速するのが面白い!
けど!やっぱり思考時間…ダウンタイムの長さがちょっと気になるぅう!
まぁ、好き嫌い分かれるかもだけど、僕はけっこう好き。重ゲー?ばっち来い!な人いましたらぜひやりましょー!
評価
重量度:4.0 ★★★★☆
運用素:3.0 ★★★☆☆
オススメ度:2.0 ★★☆☆☆
総合評価:6.0 ★★★★★★☆☆☆☆
難しさ故、初心者にはオススメしかねるかなぁ。ちょっと構えなきゃいけないけど、面白いことは面白いから機会あればぜひ。
その他
同作者のオルレアンの方が個人的には好き。移動と倉庫のシステムは面白かったけど!
1回目131点、2回目150点くらい。どっちも勝てたけど、ちょっと何点かルールミスがあったから、次はしっかりやりたい。
個人能力、農場と道路しか使ってないけど、道路は弱いと思う…
農場と魚?が強い気がする。他のも使いたい。