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読書📚️や映画🎬️などの感想を備忘録として綴ります。誰かのお役にたてればいいなぁ☺️

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最近の記事

愛の物語『ののはな通信』著者:三浦しをん

まずは、このファンシーな装丁。単行本・文庫本ともに女子は心惹かれて書店で手に取ることでしょう。通信というだけあって、全てが「のの」と「はな」の書簡やメール文で構成されている珍しい作品です。 横浜の女子高に通う二人。昭和59年で高校二年生。青春真っ只中。当時はもちろんメールなんてなくて、電話か手紙が伝達方法だった。学校や直接会っている場面の会話などは書かれていないので、読み手側も想像を膨らませて読み進めていきます。 私自身も女子高に通っていたので、なんとなく分かる部分があり

    • 心を交えるのは…『まいまいつぶろ』著者:村木嵐 さん

      こちらの作品は 直木賞候補作、日本歴史時代作家協会賞作品賞等を受賞の歴史小説です。 私はあまり歴史小説は手に取らないのですが、作名の『まいまいつぶろ』が気になりすぎて購入に至りました。 第九代将軍・徳川家重を描いている内容なんですが、恥ずかしながらほぼ知らなかった私... 先代の八代将軍は時代劇ドラマ「暴れん坊将軍」で有名なので辛うじて知っていますが、その他はあまり知りません。 作中に吉宗が出てくるのですが、松平健さんが白馬に乗って浜辺を走る情景が頭の中でぐ~るぐる(笑)最

      • 承認欲求のなれの果て『君が手にするはずだった黄金について』著者:小川哲 さん

        今回は初めての「小川哲」作品です。 書店で『君のクイズ』を一緒に手に取ってしばらく悩んだ末、こちらを購入しました。 決め手は帯でした。朝井リョウさんが「対極としたい存在との僅かな交点から拡がる宇宙。大好物の小説です。」とのコメントに、どういう意味だよ?と思いながら朝井リョウファンの私としましては何だかウズウズしてしまい購入にいたりました(笑) 不思議な不思議な短編小説。作中の「僕」が「小川」さんなので、著者本人のエッセイなのか?それともフィクションなのか...読んでいると?

        • 『彼女は頭が悪いから』著者:姫野カオルコ さん

          2018年に初版発行されたこちら ↓ タイトルはドギツイのに装丁はとってもファンタジーで可愛い。一体どういう内容なんだ?と興味を持ったので購入したものの、Kindleの中で積読してました。 姫野カオルコさんの作品は『整形美女』を読んでいて、独特の文章に馴染むのに少し時間がかかったのを記憶しています。 今回の『彼女は頭が悪いから』も同じで、イヤ、相当苦労して読みました。それでも頑張って読了したのは、後半に事件が大きく動くから。 本作品は実際に起こった事件をもとに書かれた

          遅読って何?

          はじめまして ご訪問ありがとうございます。 『遅読』って? 皆さんは知っていますか。 いわゆる「速読」の逆の意味ですが、スローペースで読み進めていく読書のことですね。 平野啓一郎さんも著書で推奨されていますが、私は読んだことがないので、そちらの詳しい内容は知りませんが… 私の場合の遅読は、本当にただ遅いのです😅 知らない漢字や単語があるとイチイチ調べたり、調べている間に脱線したり、と難しい本になるとなかなか進みません。 そしてこれは何かの身体的(目の)特徴なのか、同じ行を

          遅読って何?