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アーティスト肌な友人との対話

先日、記事にしたヨージヤマモトを着る友人とは三年ぶりに会っています

彼は私の知る友人のなかでもかなりの繊細な方の人間でコツコツ型のタイプです
ギターも上手く、絵も上手いと芸術肌なのですが、生き方がヘタな感じがします…

私と彼との接点は私のなかにわずかにある芸術肌の感性で繋がっている感じです

彼との会話が普段、話すタイプと別で面白かったのでまとめてみました


○好意の消費

人に誕生日プレゼントなどをあげたとき、あなたは相手に感想を伝えるでしょうか?
感想を伝えている人はその好意をきちんと返していて、非常にステキな心がけだと思います

一方、もらうだけ、もらいなにも言わない…そんな人もいますよね
最近はそういう人との付き合いを避けている…ということを述べていました

見返りは求めてるわけではないけど、返事がある人の方が嬉しいのは違いないですよね

○30代は最後の芸術理解世代

彼とその日はスタジオで練習したあと、ミュシャの展示会に行きました
いわく、一緒に美術館や博物館のようなところに行ってくれる人が減っていて付き合ってくれるのはありがたいと言われました

彼いわく、30台前後は美術や芸術の面白さを親が伝授してくれた人が多い最後の世代ではないかと言っていました

彼が幼少の頃は2週間に一度はどこかしらの美術館や演劇などに連れてってもらっていたようです
そういう音を聞いていたから自分も音楽を始めたいと早くから思い、中一からギターを初めた…と言っていました

言われてみると私の父親も芸術肌の人です
音楽は挫折したようですが、絵を描くのは好きで美術館も連れてってもらったりしました

そういう背景があるから絵の奥にある作者の意図はなにか…みたいなことを考えるのは好きだったりします

言われてみると美術館等はたいてい一人で行きます
そのとき訪れたミュシャも歳上か若い人がいてもひたすら写真を撮影しまくるなど、手段が目的と置換されている人だったなと記憶しています

ある意味、芸術に関心があることがとても意味のある事なんだなと感じさせられました

○音楽は15年かけて100曲も弾いていない

彼に今の私の音楽の方向を模索するために持ち曲がいくつあるか聞くと、100もないとハッキリ言ってました

ただし、その100にはかなり力を入れて取り組んでいます

いまは譜面をみてただ答えがあってなぞってるだけになりがちだと
そのフレットが正しいかは人によるし、きちんと音を本家に近づける努力もするし、なんならそのアーティストが発表した年も調べて時代背景も探るなどかなり凝っています

また、様々ないい曲をやるのではなく、好きなアーティストに絞ってコピーをしていてその人の曲はなるべく全部コピーをするようにしているなど工夫をしています

私も50曲近く弾きましたが、譜面をみないで弾けるかと言われるとかなり怪しいです
また、暗譜をしていても余計な弦が鳴ってるような気がしてきました

彼の話を聞き、
弾いたものは暗譜してもっと曲と向き合うべきだよな…と思い始めました

○ヨージヤマモトにうん100万…

ヨージヤマモトを着ている彼ですが、私服を全てヨージヤマモトで揃えているようです
レセプションにも呼ばれるぐらいなので相当入れ込んでいます

彼いわくは服を買う以外にお金の大きい使い道がないからあまり気にしてないようです

また、ヨージヤマモトの記事で書きましたが、その服とであって人生が変わったと言うのでななり感銘を受けています

服をアートとして捉え、生き方として刻めるブランドって他にあるかと言われるとない気がするんですよね

この服のディテールと言えばこれみたいなブランドは沢山ありますが、服を着る=生き方の象徴みたいなブランドは数少ないように感じます

また、私自身も服の美しさのほかに、中途半端な生き方をしている事からブランドイメージと重ねてヨージヤマモトと向き合っていると感じ始めています

サラリーマンとして日常を過ごす自分と、芸術肌の友人等と会う自分はどちらも同じですが、本質は後者でありたいと思っています

とはいえ、Noteに投稿しているぐらいで明確な創作と呼ばれる活動をしているわけではありません

将来の目標に一冊は本を書きたいとは思っています
テーマも決まっているので、ちょっとずつ書いてみようかな…等と思い始めました

たまたまですが浅い知り合いに専業作家がいまして、その人は年に一冊のペースで執筆するように心がけていると話をしていました

また、本格的なデビューも48歳で必ずしも早熟なわけではないです

私の年齢からすると17年後になりますが、コツコツやってきたから48歳でもデビューが出来たのだろうと思っています

その一歩に向けてそろそろ行動をしてみようか…と思い始めました

まとめ 久しぶりに刺激を受けました

芸術肌の友人は何人もいますが、孤独を好むタイプが多いので頻繁に会うわけではありません

たまに会えば刺激を受ける会話が多いので、住む世界が違う人と会うことって大事だよなと感じます

この歳になると人とどの音楽が良かったみたいな話もしなくなりますが久しぶりにして楽しかったです

もっと純粋な会話をして楽しみたいですね

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