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《資格取得》30代からの学びなおしのススメ
こんにちは、2021年4月から金融機関のデジタルマーケティング担当になったじゅんです!
これまで企画業務の中でシステム導入・運用も携わっていただけで、デジタル領域の業務を中心に担当していたわけではありませんでした。
今回はそんな急にデジタルマーケティングの担当になった人間が、どうやって基礎を学んでいったのか(試行錯誤)を振り返って書いていこうと思います。
こんな人には気づきがあるかも
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30代で学びなおしを考えている
デジタル領域の基礎を学びたいと考えている
2021年4月時点の自分のレベル
まずは2021年4月時点の自分のレベルを振り返ってみました。
SaaSサービスの新規導入・運用はやった経験があり、簡単なセキュリティ関連の知識やシステムの構造は理解している
ただ、業務を通しての理解しかしていないため、基礎的な部分が非常に断片的な理解になっている
IT部門の人と会話をしていると、時々わからない用語が出てくる
新しくデジタルマーケティングをやろう、と思っても自分では実現するためのシステム構成の絵が描けない
振り返ってみると事業部の社員としては必要最低限のレベルでも、デジタルマーケティングの担当としては不十分、といった感じだったと思います。
では次に何をしたか、を書いていきます。
基礎を一から学びなおす
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振り返ってみると、基礎的な知識がまずは足りていないことがわかりました。
今までも虫食いのように知識を習得していたつもりではありましたが、どうしても偏りが出たり部分的になってしまいます。
そのため、自分と向き合ってまずは基礎的なことを網羅的に頭に叩き込む、ことを目的に以下の資格試験を受けることにしました。
情報セキュリティマネジメント試験はITパスポートと同じレベルの試験といわれておりますので、ITパスポートに合格した後そのまま勉強して受験することをおススメします。
ちなみに、上記の試験に挑戦したあとは個人的に一旦試験勉強に飽きてしまいました。そのため、資格試験とは別の取り組みに挑戦しましたが、そのお話は次回書きたいと思います。
知識と経験が力になる
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こうした取り組みを通して、私が何を得たかを書いてみました。
感覚で会話していたことが言語化できるように
一番うれしいのはこの体験です。
明らかに伝えたいことをお互いの共通言語として言語化できるようになり、また相手が話していることの意味を推し量れることが増えました。
時にIT部門の方と会話すると、「ちょっと難しいので割愛しますね」といったことが発生しますが、会話の中や後でこの人は話しても理解できるなと感じ取ってくれ解説してくれることが増えました。
同じ目線で仕事ができるようになったな、と感じる体験が増えました。
断片的に習得していた周辺知識も理解できるように
上記の内容に近いですが、今まで業務を通して理解できずにスルーしていた部分もわかるようになりました。
今までスルーしていて問題なかったのであればわかるようになっても意味ないのでは、という解釈の仕方もありますが、どちらかというと全体の解像度がより鮮明になり、気づかなければいけない部分を自分で気づけるようになったという感覚のほうが近いと感じています。
たぶん今まではベンダーの方やIT部門の方がフォローしてくれていたんだろうなあと思います。
セキュリティ周りの確認が意味を持って行えるように
特に情報セキュリティマネジメント試験が活きた部分です。
昨今は情報漏洩問題の増加や個人情報保護法改正といったトピックもあり、クラウドサービスであってもセキュリティチェックを非常に厳しく行っています。
もちろん取り扱う情報区分に応じてレベル差はありますが、私の会社では漏れがないように非常に大量なチェックポイントが帳票化されており、担当ベースで確認を行っています。
今まで個人情報を直接取り扱うシステムを導入したことはなかったのですが、新しく担当になって初めてそういった経験をさせてもらう機会がありました。
個人情報を取り扱うということで、高いレベルでのセキュリティチェックを行う必要がありましたが、情報セキュリティマネジメント試験の知識にて十分に”自分で理解して”進めることができました(もちろんIT部門の方にもサポートいただきました)。
これからは何を学びたいか(主に資格試験系)
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基本的なことを網羅的に頭に叩き込む、という意味では資格試験は非常に有用だと感じています。
ですので、現在個人的に気になっている資格を書いておこうと思います(自分への決意を含めて)。
基本情報技術者試験:デジタル基礎知識をより体系的に理解する
ITパスポート・情報セキュリティマネジメント試験の次のステップとして、基本情報技術者試験というものがあります。
会社では(必須ではないが)一般的な社員にも取得してほしい知識レベル、と言われているのが基本情報技術者になっているので、こちらも今年はぜひ挑戦してみたいと思っています。
個人情報保護士認定試験:個人情報保護法を理解する
昨今、GDPRなどに代表される「個人情報保護のための規則」やそれに関連するcookie規制が話題になっています。日本でも改正個人情報保護法が4月に全面施行されます。
デジタルマーケティングの担当として、安全に業務を行える環境を整えるためにも、個人情報保護法については深く理解しておきたいと思っています。
そのため、どこまで実践的な知識が身につくかはわかりませんが、「個人情報保護士」は勉強してみたいと思っています。
(関係ないですが、こちらのサイトはちょっと見づらいな…と思います)
IMA検定:マーケティング領域(広告分野)を理解する
デジタルマーケティングの担当ですので、そちらの基礎的な知識も固めていきたいと思っています。
広告分野が中心のようですが、「サイト分析とリスティング広告の実践運用スキルが習得できる」(スタンダードコース)と謳っているIMA検定を学んでみたいなと思っています。
おわりに
年の初めに今年の抱負を決めた方もいらっしゃると思います。
30代で一から学ぶ、というのはなかなか根気が必要ですが、ぜひ一緒にがんばってみませんか?
すこしでもやってみよう、とこの記事があなたの背中を押す力になってくれたら嬉しいです。
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