金融機関が融資審査を行う時のチェックポイント
○結論
金融機関は『この人にお金を貸しても100%返ってくるか?』という視点で融資審査を行なっています。
銀行のお金は、基本的には、預金で集めています。 預金は元本保証の商品なので、100%返す必要があります。
※日本政策金融公庫は、政策系金融機関の一つのため、公庫のお金は税金です。こちらも100%返ってこないと大問題になります。
→そのため、融資で貸したお金が100%返済されるかを見てきます。
○例えば、ご自身がお金を貸す立場だったら・・・
ご親族や古くからの友人関係の方には、付き合いが長く信頼関係が築けているため、(※個人差はありますが)お金を貸す可能性があるかと存じます。
では、初対面または会って数回の方にお金を貸すことはいかがでしょうか?
ほとんどの方が、『お金を貸さない』という選択を選ぶでしょう。
理由は、『信頼関係が築けておらず、貸したお金が100%返済されることができないと判断したため』と回答する方が多いでしょう。
以上を踏まえて、
資金調達のキホンは、『貸したお金が100%返ってくることを説明するために必要な資料』を用意することです。
○融資の際に必要な書類
金融機関によって、求められるものが異なりますが、下記3点が共通して求められます。
・趣意書
下記内容をA4用紙1枚くらいの分量でまとめ、作成していただきます。
【趣意書の具体的な内容】
・医師になった理由
・専攻している診療科目を選んだ理由
・開業を決意した理由
・開業場所を選んだ理由
・開業後、どういったサービスを提供するのか
趣意書については、ご自身のお考えを踏まえて作成されると、金融機関の担当者に良い印象を与え、融資を好条件で提示してもらえる可能性が高まります。
・事業計画書
・家系図(3親等まで)
○提出した書類にて、審査するポイント
・資金使途
・返済能力
融資を受けて、きちんと最後まで、この事業で返済できる能力があるか証明する必要があります。
・保全(安全性)
万が一、返済ができなくなったとしても、融資が100%返ってくる確率があるかどうかを確認する。
○その他の審査基準
・自己資金があるかどうか
・自己資金に見せ金がないか
見せ金(友人や消費者金融から借りて、自己資金を多く見せるために急遽用意したお金)の有無。
・個人信用情報に問題ないか
クレジットカードやローンなどの支払い状況、ブラックリストに入っていないかが問われる。
・現在の体況は問題ないか
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以上になります。
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