見出し画像

混沌の世界と現実世界

夢の記憶は、その時々で濃淡がある。登場人物とキーワードしか覚えてないときもあれば、詳細な内容を物語のように覚えているときもある。
一晩に2度くらいは目が覚めるので、夢も2部作になる場合がある。
大抵は1部と2部につながりもなく、登場人物も出会うはずのない人物が一緒に時間を過ごしたりしている。
まさに混沌とした世界である。

夢は無意識の扉と言われているが、この混沌の世界に象徴されているものを自分自身で受け取っていく作業はなかなかハードルが高い。

河合隼雄氏やマドモアゼル愛先生も夢分析の本で語られているが、1つ1つの夢ではなく、よくある状況、キーワード、そのときの自分の感じなどから象徴されているものを見つけようと意識している。

私の場合は、かなりの確率で仕事関連の内容が多く、仕事仲間や上司と列車に乗っている、乗り換え駅を降りてバスに乗ったり、市場を歩いている場面が多い。自分の状態としては、列車を乗り換える際に時間に余裕がなく少し慌てていることはあるが、全体的には淡々としている感じ。
10年前の逃げても逃げても追っ手に見つかるという怖い夢をみることはなくなった。

夢の世界と同様にホロスコープの惑星エネルギーもまた混沌とした状態である。
10の惑星が必ずネイタルチャートに存在し、どのサイン、ハウスに存在するか、又は惑星同士にアスペクトが存在したり、ハウスカスプの働きもあり、さらにはアセンダントの支配星がチャート全体に影響したりと複数の要素から惑星エネルギーに濃淡が生まれていく。
さらにトランジットの惑星とのアスペクトの影響を受けるので、混沌とした状態が流れていく。

以前にも何度か語ったことがあるが、この混沌とした世界は、魚座的(支配星海王星)の影響が強いので、現実世界との統合がとても重要である。
魚座要素が強い私や次男は、このことを意識して魚座と反転の位置にある乙女座要素を意識していかないと魚座の海王星の海の中に入り込んでしまいお酒やギャンブル、SNS等への依存性が強まる。

そういう意味でも、私も次男も乙女座要素としての仕事、整理整頓、掃除、健康管理等は不可欠である。
3年ほど前から精神的におかしくなった次男も定期的に仕事に出ていくことで、魚座と乙女座的な要素が統合され、日常にリズムが生まれてくる。
そのような乙女座要素がなおざりになると、深酒をしたりSNSの世界に入り込み、現実的な五感の感覚が失っていく狂気の依存の世界に入り込んでいく。

特別なことではなく、毎朝、トイレ掃除をする、神棚の榊の水を替える、重曹クエン酸ドリンクを飲む、腰痛体操をする、お花に水をやるという日常のルーチンを重ねることで意識のバランスを保っている感覚がある。



背後から鈴の音ひとつ今朝の秋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?