父の日のこと
私の父に対して父の日という意識があったが、私の記憶の中では父の日に何か贈り物をしてもらったことはなく、子からの荷を解くまで父の日の品であることに気がつけなかった。
親としては、子が子供らしく暮らしていればそれ以上は何も望まない気持ちにはなりつつはある。長女も退職して3年が過ぎて、縁故のない街に飛び込み、太陽天秤座の持ち味を生かして生活もだいぶ安定したようだ。
長女からの荷をほどくと奄美のお土産ということでウージ染めの栞。
ウージとはサトウキビのことをいうそうで、丹念な工程を踏んでできあがる淡い色合いは見てて飽きない。
マドモアゼル愛先生の月の教科書に挟み込んで使用したいと思う。
ウージ染めとは | 豊見城市ウージ染め協同組合 (u-jizome.jp)
また、タイの藍と思われる買い物バッグ。
織りと染がとてもしっかりしている感じで気に入った。
特にバッグの裏地の色合いと肌触りの感じが好きだ。
長女は太陽天秤座、月魚座でアセンダントは牡牛座。
金星の要素が強く、太陽牡牛座の私と色合いや素材の好みが家族の中では最も近い。
残念ながら遠く離れているため、長女が発信するインスタグラムを通して、仕事の料理メニューや料理教室な、彼女の食に関しての思いに触れている。そしてお盆とお正月の長女のレシピによる料理を味わうことを楽しみにしている。まさに金星の要素を通した響き合いかと思う。
一方、4月から寮生活で専門学校に通っている次男からはエアープランツ。
いかにも太陽魚座で宇宙人気質の次男らしい品である。
次男の部屋にも同じエアープランツが吊るしてあり、それぞれの植物に名前をつけて、毎日、その名前を呼んでいると植物からのメッセージも変わっていくよと話してくれた。
次男は、家族の中では本当に異質な存在で、親からは理解できない行動パターンの連続である。アセンダント牡羊座であり、はじめてのトレラン(山を走る)も受け狙いでダッシュして先頭でスタートし、その後は体力をなくしてダントツビリでゴールイン。それにも関わらずまた48キロのトレランに参加(今回は無事完走)したという向こう見ずな行動ばかり。
昨年の病気のこともあり、元気だから手放しに安心はしておられない側面も多々あり、次男との向き合い方はまだまだ油断ならない。
太陽魚座で、他者やものとの共感能力には優れている反面、それが仇になって謙虚さや素直さを失ってしまっていることも多々ある。
二十歳にしては、自己中心で、精神的にも幼く、酒好きでありだんだんと隔世遺伝で私の父の姿と重なってきている。
彼においては、規則正しい生活を重ねていけるような環境や工夫をしていかないと混沌なままで流されてしまいがちであり、今後も注意が必要であると受け止めている。
荷を解きてはじめて気づく父の日を
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