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土星のサビアンシンボル


先日のオンラインでの星読み会の後半で、ある方が土星のサビアンシンボルを感じて好きになれればいいねというようなお話をされ、その言葉にとても惹かれるものがあった。

土星は現実世界の王者であり、ネイタルチャートで土星が鎮座するハウスやトランジット土星が通過するハウスを通過したりある惑星とハードアスペクトを形成すると強い制限、軋轢のような働きが生じやすいと言われている。

私のネイタルチャートの土星は11室という人間関係の部屋であり、山羊座という土星が支配星であるサインにあることで土星の働きが強調されている。
この土星の影響で10代から対人関係は苦手で、ひとりで居ることが多かった。
この苦手分野を苦手なままにしておくとサターンリターンと呼ばれる約30年周期で訪れるネイタルの土星にトランジット土星が重なるタイミングで、バランスシートをプラスマイナスゼロにするような働きがかかりやすい、

お話会のひとりの方の土星は7ハウス(パートナーシップの分野)。
私は11ハウスであるので他者との関わりの中での抵抗、軋轢ということで共通するものを感じた、さらに話していくとその方は牡羊座7度に土星。
私は山羊座7度に土星と7度の度数も一致した。
松村潔先生のディグリー占星術によると7度の象意は「落差による意欲」。
落差が生まれるとそこに七つの法則が成立して活動の欲求を生み出していくとのこと。タロットカードの7番の「戦車」の象意とも重なるとのこと。

私の山羊座7度のサビアンシンボルは「力のあるベールに隠れた予言者」

共同体に関与したいということと、今後はその共同体を終わらせたいという離反欲求の間を行き来します。その結果、共同体の中では孤立しますが、より大きな視点を手に入れて、そこから他の人にはわからないことを知見します。

松村潔著ディグリー占星術より引用

ここで言う共同体とは、山羊座的要素である家制度、学校、企業、地域社会等が含まれるかと思う。
私の場合を重ねると10代から学校でも家庭でも孤立してきた。家庭的な企業に入社し、前半の20年は和やかな雰囲気に包まれていたが、後半の20年は大企業に買収され、山羊座的な上下関係の厳しい組織の中で働いてきた。
仕事を通して社会性等培われたものがある反面、そこでエネルギーを消耗してきたというのは事実である。

山羊座7度のサビアンシンボルは、4年前にホロスコープを学んで、土星の働きを意識するようになってから、今迄は、意識せず積み重ねてきたことの中に土星の要素があったと気がつかされた。

さらにトランジット土星のサビアンシンボルを見たところ、馴染のある魚座19度「自分の弟子に教える巨匠」。この度数は私のネイタルチャートの月乙女座の度数の月反転(180度反対側)であった。

お話会でたまたま土星のサビアンシンボルを味わうという話からトランジット土星を見ることで気がついていなかったことに気がつかされた。

この19度は、まさに星読みのお話会がお互いに学び合うという関係性であること、また職場で、2世代ほど年下の後輩に私が培ってきたことを伝えながら、私自身はサポートする、苦手な仕事の分野で奉仕をしていくという心地良さを感じている。

奇しくも昨日のマドモアゼル愛のメンバーへの動画が惑星シリーズの土星のお話で、その中でも土星のシャドウに対しての姿勢に関して語られていた。私であれば山羊座という父や社長、事業で成功した人に対して抵抗を感じやすいが、その人たちに対しても謙虚にその成功したことを参考にしつつ、後輩のメンバーに対しても仕事で評価されるようサポートしていくことが私においてはとても重要な要素であることが認識させられた。





風にのるピアノソナタや額の花

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