リバイバルとしての冥王星
マドモアゼル愛先生のメンバーへの惑星シリーズの冥王星を聞き、5室の家庭や楽しみの部屋に金星と火星がある私は、家族の冥王星の配置を通して家族を知ろうとし、同時にそのプロセスを通して惑星の象意を学んでいきたいと思う。
また、ネイタルチャートでは9室蠍座海王星が効いているので、蠍座的に独りで深く、その海王星的な意識エネルギーの象意をことばで表現することで3室太陽が輝いていく。
リバイバルの象徴である冥王星は、私は7室のパートナーや身近な関係性を象徴する部屋にある。
過去、何度か投稿したとおり、7室に由来する二転三転の出来事が最近も続いた。パートナーとの関係性は二人の中でしかわからないものが存在するのは言うまでもないが、ここ1~2年は土星や月や天王星、木星も働き、そのエネルギーの渦の中に揉まれてきたというのが実感である。
私のネイタル7室には月星座もあるので、冥王星の影響も受け、余計に無意識的なものに刺激を与えてきたように思う。
改めて家族の冥王星の配置を見てみると、家内も長女もなんと7室。
家内との関係性においてはお互いに冥王星が刺激し合うため、より軋轢が激しかったのかもしれない。
そして30歳を過ぎた長女も7室であるというのも興味深い。
冥王星の働きは強烈ではあるが、アスペクトの配置や太陽の働きなどの要因で当然ながら、冥王星の働き方にもさまざまである。
ただ、私たち夫婦と同じ7室に冥王星が配置されているということを意識して長女を見守り、何かあった場合はそれを意識してサポートする姿勢が大切ではと思った。
次男は8ハウス。
人の深い闇をつかむ能力がある。そもそも次男は太陽魚座であり、他者との境界線が少ないので、そういう傾向が強いが、冥王星的な要素でもさらに強化されているようだ。
今は、友人付き合いは少なく、淡々と仕事を重ねている日々であるが、いざというときには真に深い人間関係を築いていけるのは、専門学校での友人関係性やアルバイト先のご主人との関係性でも、悉く信頼された関係性が築けてきており、とても頷かされるものがある。
長男は12ハウス
新しい職場で研修を終えて、いよいよ実務をはじめている長男は、自分の生活を脅かす相手との距離感にとても神経質である。
そのような相手があまりいない職場、環境を探そうとしてきたが、特に建築業界では、人使いが荒く、距離感が近いため、その葛藤の中にいる。
自分の外の環境は自分の内側と鏡であるとたとえられるが、長男自身の内側のフィルターを変えていくことがなければ、いたちごっこになることはそれとなく伝えてきた。
12室に冥王星がある場合は、無意識に魔術的な力を使って他者を倒そうとするために、逆に見えない力で逆襲されるという部分は、大学でも前職でも人間関係上の軋轢を繰り返してきた長男の姿と重なった。
月の無意識への働きも自分で意識化することで抑制できるのと同様に、自分が対人関係で無意識に重ねていることを意識していくことは長男においては大きな課題であると受け止めた。
現実的な仕事に対処しつつ、自分の無意識に意識を向けていくことは大変な困難さが伴うと思うが、山羊座的、乙女座的な地のエネルギーでこつこつと重ねていく中、その困難さを克服して欲しいと願っている。
我が家は、冥王星のリバイバルの代表的なものである7ハウスと8ハウスが占められ、冥王星要素の多い、多難な人生のプロセスを進んでいく血筋であることがわかった。
私自身、まだ多難なプロセスの真っ最中ではあるが、冥王星のリバイバルのエネルギーの感覚は、伝わってくるものがある。
家族ひとりひとりの課題は、それぞれの問題ではあるものの、家族という関係性に影響する要素もあり、それぞれの冥王星の配置を意識して向き合っていくことの大切さを改めて感じさせられた。
骨抜きにされし戦後を生身魂