新しい家族
思いもよらぬことに我が家に新しい家族が増えた。そして家族の癒しのアイドルとなった。
次男が何か食べ物を与えたのか先週から、我が家に子猫が寄りつくようになった。
昼間、姿をみてみると生後3か月ぐらいと子猫で、目脂にひどく、がりがりな状態で、親とはぐれたのか捨てられたのかわからないが、お腹を空かせて足取りも元気がない様子であった。
家族で相談して、里親を見つけるまで、一時的に我が家で保護し面倒をみようということになった。病気のこともあり、義妹がトリマーをやりつつ、捨てられた猫を保護する活動を個人でやっているので相談した。
太陽射手座の家内は、正義感が強く、すぐに車を飛ばして義妹からゲージと保護用の籠、猫砂、キャットフードを借りてきた。
猫の保護は猫の警戒心が強いので、なかなかうまくいかないので粘り強くと言われていた。
ちょうど次男が在宅していたので彼が餌で子猫をうまく導き、一発で籠に保護でした。保護した直後に豪雨となったので、きわどいタイミングであった。
しばらく子猫は籠から出ようとしなかったが、しばらくしたらゲージの中で遊ぶようになった。
目がおかしかったので動物病院に連れていき目薬を処方してもらった。
もう少ししたらワクチンや病気の検査も必要だ。保険が効かないのでなかなか大変。義妹は、家に七匹の捨て猫を保護して、里親に引き渡すことを続けているが、好きでないとできないことだと感じた。
それから2,3日経過すると見違えるように元気になり、ゲージ内で遊ぶようになった。
目もぱっちりと開き、動きが俊敏になった。自分の身体も自分で舐めて身だしなみも整えるようになった。
雌で声がかわいい。そして日に日に可愛くなってきた。
名はMieちゃんと名づけて、特に次男は朝はゲージ内と猫砂の交換、餌やり。そして朝晩は上半身裸でMieちゃんとの長いスキンシップと母親代わり。
新しい家族のアイドルとなり、みんなが声をかけたり、遊んだりしてあっというまになついてきた。
私も出かけるときと帰宅したら、Mieちゃんに一言声をかけているが、いつもしっかり返事をしてくれるのである。
長男も次男も軌道修正の節目の最中であり、二人とも子猫の存在で癒されているようだ。
この飛び込んできた新しい家族も一時的にしろまさにご縁であり、家族の気持ちを和やかにしてくれるために我が家を訪れてきてくれたのだろうと受け止めている。
里親がみつかるように綺麗にしないと思っていたが、里親が見つかり、我が家から離れるときは、みんな切ない気持ちになってしまうに違いない。
夜業終へ子猫の顔を撫でにけり