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自己決定権

ひょんなことから「沖縄の自己決定権」(新垣毅著)を読んだ。

株式会社 高文研 (koubunken.co.jp)

自己決定権とは、「自分の生き方や生活について自由に決定する権利」をいうが、国際法では「人民の自己決定権」などを指す。
この人民の自己決定権には内的側面と外的側面がある。内的側面というのは、既存国家の枠内で、人民が自らの政治的、経済的、社会的、文化的発展を自由に追求することが保証されることを指す。自治権の意味合いに近い。
一方、外的側面というのは、既存国家から独立する権利を指す。内的自決権の行使が著しく阻害される状況は、さまざまな人権が侵害され続ける事態とも捉えられるため、それを救済するための「分離権」ともいえる。

沖縄の自己決定権から一部引用


本書は、1853年のペリー来航からはじまり琉球処分、戦後の米国支配、日本国への復帰、そして米軍基地異動に伴う継続課題への直面と、長年において琉球が沖縄が支配される側にされてきた事実を考察されている。

私も最近の米軍基地の問題はある程度は知っていたが、琉球処分に伴う処置に関しては、本書を読んではじめて知った。
著者は沖縄と同じように一方的に虐げられたスコットランドやパラオの関係者を取材で訪れて考察しているが、改めて支配される側は同じことを繰り返し、その事実は、マスコミも一体となって捻じ曲げられてしまう流れになっていることを認識させられた。

沖縄の問題は、同じ日本でありながら地理的にも離れて問題意識としては薄まってしまうのが現実で、マリンスポーツを楽しむリゾート地として捉えられがちである。

沖縄の問題の背景には言うまでもなく日米安保条約の存在があり、それを縦に国は米軍基地の継続的な存続を正当化させて、結果として沖縄に住む人々の自己決定権をなおざりにしてしまうことを繰り返してきた。

日米安保条約の背景には支配する側とされる側との構図が存在し、そのことが、沖縄問題のみならず、ウクライナ問題、コロナワクチン接種やマイナンバーカードの推進の問題等も深く影響を及ぼしているということは既に言うまでもないことである。

事実はマスコミにより隠蔽もしくは捻じ曲げられて、SNS等でマスコミでは報道されない内容は陰謀論としてすり替えられることが繰り返されている。

水瓶座時代となり、何を信じ何を選択するのかということをまさに自分自身が責任をもって決めるということが問われている。
そういう意味においても自己決定権は、すべての人においても与えられる権利である。


この本を読んだ後で、たまたま訪れたお店に沖縄県素材100%で酸味料、香料、着色料も無添加の琉球レモンサワーを見つけて飲んでみた。
甘さ控えめで、南国らしい味わいだった。


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昼寝して琉球レモンサワーかな

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