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二重虹


TVでプロ野球やオリンピックもほとんど見ることのない今夏であったが、故郷の代表校である公立の大社高校が、私立の強豪校に激戦で勝っていく姿に驚き、久しぶりにTVの前に齧りついてしまった。

早稲田実業との終盤の緊張感は、変化やサスペンスに惹かれる天王星要素が強い(アセンダント水瓶座でチャートルーラが天王星)私にとっては、本当に目が離せない連続で、二転三転の局面で、もう胸が一杯になった。

早実の監督のレフトを内野につかせた奇策が見事に的中したり、延長線での
2回もノーアウト一二塁という局面を大社が零点で守り切り、大社の馬庭投手が打ち取れば吠え、最後は自分のバットでサヨナラ勝ちしたときの泣きながら走り抜けている姿にもらい泣きした人も沢山いたかと思う。
私ももらい泣きしたが故郷の両親も早実戦の最後の結末で馬庭選手の泣く姿にもらい泣きをしていたようだ。

大社高校は私の姪っ子の母校であり、捕手は私の中学校出身であり、より親しみを感じた。
早実や報徳学園などの私立の強豪校は専用グランドやトレーニング設備など公立高校に較べたら信じられないくらい充実した環境にあり、全国から優れた選手が集まってくる流れで強いチーム作りが行われていく。公立の大社高校は、地元の選手が中心であり、専用の設備も少ないと思われる中、その環境下で練習を重ねていくしかない。

制約があるからこそ育まれてきた団結力、集中力、ひたむきさがあると思う。
よく言われることであるが、プロ野球にはない純粋性、ドラマが高校野球にはある。特に無名なダークホース的な公立高校が強豪に勝つと甲子園の観客も応援する側に立つ。

大社高校が準々決勝で神村学園に敗退した後に出雲市に二重の虹がでていたようで、大きな話題になっていた。
公立高校である大社の躍進は、今夏の高校野球をより熱くしてくれたことは間違いない。


ミラクル大社 試合後の出雲に「二重の虹」出現「神対神の戦いでの健闘を讃えているよう」 SNSで話題 準々決勝敗退も全国から賞賛の声(BSS山陰放送) - Yahoo!ニュース


グランドの砂を袋に二重虹



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