4月6日官邸前_人数試算_第3版_

【人数試算】2018年4月6日官邸前デモ

デモの参加人数を正確に数えることは非常に困難であり、主催者発表の数字、警察発表の数字、メディア発表の数字に10倍以上の隔たりがある場合もあります。
そこで、Jacob's Method(1960年代にカリフォルニア大学Herbert Jacobs教授が考案した群集の人数を数える手法。詳細はリンク先参照)を参考にし、「参加者がいる面積」×「混雑度に応じた単位面積当たり人数」×「回転率」で4月6日官邸デモの参加人数を試算しました。
結果、「7492人」という結論に達しました。

非常に混雑したエリア 1080㎡の計算過程

周囲の人と接触が避けられないほど混雑していたAブロックとCブロックの面積を算出。
Aブロックの面積 = 歩道4m × 列の長さ 250m = 1000㎡
Cブロックの面積 = 歩道4m × 列の長さ 20m = 80㎡
Aブロックの面積 1000㎡ + Cブロックの面積 80㎡ = 1080㎡

混雑したエリア240㎡の計算過程

周囲の人と接触せずに立てる程度の混雑であったBブロックとDブロックの面積を算出。
Bブロックの面積 = 歩道4m × 列の長さ 40m = 160㎡
Dブロックの面積 = 歩道4m × 列の長さ 20m = 80㎡
Bブロックの面積 160㎡ + Dブロックの面積 80㎡ = 240㎡

1㎡当たり人数の理論値

株式会社ベクトル総研が定義する群集密度ごとの値を採用。
Jacob's Methodが定義する群集密度ごとの値は大柄なアメリカ人を基準としており、小柄な日本人の人数試算に用いると試算人数が少なくなる可能性が強いため、不採用とした。

留意点

・計算結果はピーク時の人数である。つまり、早めに帰った人、遅くに来た人の入れ替わりは考慮されていないため、実際はさらに大勢が参加していた
・国会前など周辺の別エリアで抗議活動を行った人は含まれない
・列の長さや混雑度は当日に筆者が目視で確認。twitterで #官邸前大集合 #0406官邸前大抗議行動 で検索すれば、多数の証拠画像を確認可

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犬飼淳 / Jun Inukai
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