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念願の汁食堂さんでシチュー定食を食べましたよ。

汁食堂さんでシチュー定食。

結論、美味い!良からぬフラグが立つことを覚悟するくらい美味い、いや、旨い!!


まず特筆したいのは、間違いないあの漢、九平次が醸す粕ベースの“The 和”な汁に、大きめの具材がそれぞれの良さを存分に発揮したシチュー。人参の甘さ、ブロッコリーのシャクシャク食感、ホクホクじゃがいもにしっかり煮込まれ今にもトロケそうな鶏肉、洋に片寄りがちなところを自らの味わいでサッと和に戻すアクセントの椎茸。それぞれが個性を発揮しながら九平次を中心にして互いに補い合う姿は、あの往年の最強ジュビロの幻のシステム、N-BOXのよう。K-BOXと命名しよう...いや待てよこれは九平次ではないなぁ、ベーコンだな、黒豚自家製ベーコンが中心になっているのだ、やられた、一番メイン顔をしていたのでゴン中山よろしく目立ちたがりの他力本願タイプかと思ってしまった。間違いは気づいて素早く訂正することが大事だ。主役を張りながらも実は先に主張することで周りの働きを活かす役割も演じている、ゴン中山選手だってそうだったではないか、ゴンさん申し訳ございません、それはまさに名優ケビンベーコンのよう、そうケビンベーコンゲーム、六次の隔たりなのである、全てはベーコンを中心につながっていたのだ、B-BOXと命名しよう。素晴らしい。しかし、話はここでは終わらない。


そう、このメニューから想像すると「あぁ添え物かしらねぇ」と思っても仕方ない、成長を一番最初に阻害するのは外部環境ではない己のバイアスだ、という即興の名言を思いつくほどのロースカツ、セコンドについたA猪木のようにフォールが取れるほどの存在感。匠の揚げ術が為す、一目見ただけで心の内がパッと明るくなるような色合い、あぁ桜咲くのが楽しみだなぁ、そして、一口入れればサクサク衣と柔らかジューシーなハーモニーで、もうそれは生で見る玉置と陽水のよう。クリスマスと誕生日と初デートが一遍に来たような心持ちだ、サイコーでぇす!

まだ終わらない、満腹お支払いを済ませた後にも畳み掛けられるサービス。入口で弁当を売ってらっしゃる男性従業員さんのホスピタリティが、もう、恐らくこの方を見た彼が漫画を書きドラマ化されたのだろうと確信するほど、そう、草彅剛主演「いいひと」。去り際の一言、「寒くなるみたいです、体調にもお気をつけ下さい」。“にも”!この、にも、は中々言えないよ。西鉄のキャッシュレスカードでないよ。シチューで身体は温まったのに心まで温まってしまった。お腹一杯である、満腹で更に、お腹一杯である。

サル食堂さんの間借り的な店構え、えっ限定30食!?あの瞬間、ワタシは日本で一番幸せな30人だった。これからはどんなフラグから災難に苛まれようと乗り切れる気がする昼食、だってお腹一杯だもん。

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