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青春を山にかけて

植村直己氏の本を読み出した少年僕は登山家であり、冒険家の植村直己さんにハマりだす。
五大大陸最高峰登頂、アマゾン川の冒険、北極点単独到達、グリーンランド12000キロ犬ぞりの旅。
スケールが大きすぎてイメージも大変だけど、なんか凄いことやったんだなって、単純に憧れてた気がする。

植村さんは南極大陸の冒険のために数々の冒険もしていたわけだが、なかでも日本縦断徒歩の旅が印象的で、南極を歩くために同じ距離を日本で歩いでみよう。みたいなやつ。
あ、冒険って身近にあるんだなと思ったのを覚えている。

憧れというのはある意味自分もこうありたいと思うことなのか、中学生の僕は自分も何かやってみたいと思うようになり、思い立って20キロほど離れた街まで歩いてみる。
はっきりとした記憶はないが、国道を歩けばたどり着くのは分かっていたので、何時間かかるのかもわからず歩いてみた。
今みたいにスマホもなければ携帯電話が無い時代。よく分からないまま出発(笑)

疲れて歩けないとかもなく完歩し、帰りは電車で帰ってきたのは覚えている。前人未踏でもなければ普通に歩道を歩いただけだが、やはり当時の僕にしたら冒険であって、やったぞという感覚があったと思う。

やった事ないをやってみる。
これはやはり冒険だと思う。

やりたい事はやってみる。これは今おっさんになっても思っていることで、世の中の事知らないことやった事ないものに溢れていて、それはなんでも
【やってみなくちゃ分からない】
これ、大事。







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