東京都の新型コロナウイルス感染状況(2021/1/10)と今後の見通し
東京都の新型コロナウイルス感染状況(2021/1/10)
1月10日の東京都の新型コロナウイルス感染状況ですが、前日土曜日より774人減って1494人です。4日続けて減少です。日曜日は比較的発表される人数が少なくなる傾向にありますが、前日土曜日9日と比べて約34%の減少で、この減少率は日曜日としては高い方です。先週は発表者数が2000人を超える日が3日続きましたが、これは1日から3日の発表数がが年末年始の医療機関休業等により昨年12月31日と比べて大幅に減っており、その分が加算されたものと推測されます。12月31日の数字から推測するに、約500人ほどが加算されており、実質的には1900人から1600人程度であったと思われます。
また1週間ごとの増減数で見ますと、今日までの1週間で前の1週間より6323人の増加となっていますが、増加率は鈍化傾向にあります。
今後の見通し
夜の繁華街が主な感染源であることは昨年3月から一貫しており、そこから家庭や職場に持ち込まれてさらなる感染拡大を招いてきました。年明け以降、東京都の新宿歌舞伎町、渋谷、六本木、銀座などの夜の繁華街の人出は約半減しており、これ以上新規陽性者が増加する可能性は極めて低く、先週が新規陽性者数のピークであったと思われます。おそらくは今週がピークの3つ目の山となり、先週よりも減少すると思われます。過去の傾向から東京都の場合、ピークの週から3週目の月曜日には、ピーク時の約33%まで新規陽性者が減っています。なので1月25日の月曜日には700人を切ってくる可能性が高いと思われます。同じく過去の傾向から見ると、ピークから5週間後の月曜日の新規陽性者数はピーク時の20%となっています。今の現状から計算すると500人を切ります。そうすれば予定通り2月7日に緊急事態宣言解除にまで至る可能性があります。
お願い
予定通り2月7日に緊急事態宣言を解除するには、夜の繁華街に出かけている若者の感染対策意識の向上、感染対策がされていないホストクラブなどの接客付き飲食店の利用を控えることが重要です。みなで注意し合って新規感染者を増やさないようにしましょう。
またお店のキャッチの方もほとんどの方がマスクをしていません。飲食店の方の感染対策意識の向上もお願いします。