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2024年8月の日本株暴落?について

8月5日に4000円の大きな下げとなった日本株暴落は世間を賑わせたと思いますが、個人的には仕事が忙しくその場に立ち会っていませんでした。まあ、立ち会っていたとして何ができたという事はありますが、10年に一度程度の大きなイベントに立ち会えなかったことがちょっと残念でした。
今回の大暴落により新NISAを辞める人が・・・・というニュースを耳にしますが、まあ続けた方がいいとは思いますが、この経験を活かして撤退するのも人生だと思います。ただ、そういう人は情報に踊らされている自分を反省して欲しいとは思います。

私の方はというと、日本株は全体の数%程度なので、あまり影響はしませんでしたが、ドルベースの資産が多いため、円高により円ベースで考えると20%ほど減らしてしまいました。

ただ、個人的感覚ですが、今回の日本株暴落は交通事故のようなものかなと思います。なぜ交通事故かというと、米国の雇用統計なのど米国利下げに関する情報、日銀の強気の利上げ発表と円高になる情報がたまたま重なったために、機関投資家などが、手仕舞いを行ったところに、先着物をやっている個人投資家などが追証を恐れて手仕舞いを行った、または強制決済が行われたという、完全に売りが売りを呼ぶパニック売りの状態になったためと思われます。投資に限らずパニックになると人は理性では動きませんので、人はその流れに乗ってしまうので、このような結果になったと思われます。


翌日の日銀副総裁の市場が不安定な状態で利上げは行わないという発言で市場の状況が一変して、大きく戻したのは見ていて面白かったです。完全に広い視野が塞がれて、目の前の情報に踊らされているという感じでしたね。
そういう意味で、今回の責任は植田総裁の強気発言ではないかと考えています。植田総裁の0.25%に留まらずもっと利上げしますと言った発言が一番の問題で、あそこで弱気に0.25%あげますが、以降は市場の動向を見て利上げ、利下げを検討します・・・のような発言であれば、多少の下落、円高はあったかもしれませんが、このような大々的なイベントになることはなかったと考えています。そもそもなぜこのタイミングで利上げ?というのが謎なんですけどね。
今は、米国の景気減速や大統領選などいろいろ爆弾を抱えている状況ですので、日銀ももう少し発言を考えて欲しいなと思いました。
ただ、昨年から一本調子で値上がりしてきて、個人的にはいつ大きな調整がくるかの不安がありましたので、このように分かりやすい暴落で、空気抜きができたのでラッキーくらいに考えています。

今回の日本株暴落はエラーのようなものですが、今年はエラーでない暴落とは行かなくても大きな下げがあるかも知れませんので、投資は慎重にお願いします。

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