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Jumping islanders 24

1.救われぬ僕ら



なんだかんだで億劫な毎日を過ごしてるのですが、

僕の人生でターニングポイントとなるような

出来事がついさっき起こりました

忘れないように書き留めます!

2.父



正直言って、

僕は自分の親と、親子のような気がしません。

絶妙に距離があります。

お互い触れてはいけない領域がある気がして

母にだって話せないことはあるし、

父はたまに家にいるおっさん。

でも仲が悪いわけじゃなくて

お互いに衝突を避け

知ろうとしなかった。

でも今回、父と2人で夕食へ

合流したのは18:30

帰ってきたのは1:30

7時間も一緒にいて

明確に覚えている部分を

書き留めます。

3.俺らの時代は…



お互い絶妙な距離があるまま食事は始まり

カウンター隣り合わせ

喧騒な店の中で横並びに座っている。

しばらくの沈黙なんて慣れたもので

苦痛は数年前に通り越した。

他愛もない世間話

表面上の会話

いつも通りのこのパターン

父の酔いがまわってきたところで

少し踏み込む

「今日はお父さんとご飯に行くのずっと楽しみにしてたんだ。
お父さんの若い頃の話が知りたい。」


4.人生なんて



そんなことを言ったもんだから

少し父は戸惑ってた

でも嬉しかったんだと思う

重い口を少しずつ開き

ぽつりぽつりと

学生時代の話から

就職したての頃の話

それから

父がなりたかった将来の夢の話までしてくれた。

本当に知らないことだらけだった

本音を話すときに目に涙がたまるのは

僕の癖

父にも見えた

本音だったのかもしれない。

僕は父と初めて向き合った。

心の底から嬉しいと思った。

それから、

仕事の話になり

こんな言葉をかけてくれた

「本当にやりたいことをやれる人なんて、
地球上に1割しかいないんだよ」

「人生なんて成り行き、
その場の流れに身を任せるのさ。」

「お前の好きなことをやりなさい。
でも、誰にも迷惑はかけないようにな。」

お互いシャイだった。

向き合うことを避けていた

今、相手に見えている自分のキャラクターが壊れることを恐れていた。

本音を出さないままここまできてしまった。

それがわかっただけで大収穫



5.だれにも



帰り際

父がボソッと言った一言が忘れられない

「誰も俺のことなんて、理解できないんだよ」

常日頃

自分が思っていたことが

父の口から発せられた。

ここで初めて

僕は父の子だなぁと強く思った。


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